「ルノーはデザインで勝負」―-ルノーのデザイン担当、ル・ケモン語る

2005.01.29 自動車ニュース

「ルノーはデザインで勝負」―-ルノーのデザイン担当、ル・ケモン語る

ルノージャポンは、2005年1月28日、仏ルノーの専務取締役工業デザイン担当を勤めるパトリック・ル・ケモンを招き、東京で今後のデザイン戦略についてプレゼンテーションを行った。

■来るべきルノー車とは

間もなく60歳になるフランス人、パトリック・ル・ケモンは、イギリスはバーミンガム大学美術デザイン学部で工業デザイン技術学位を取得した後、フォード、フォルクスワーゲンとデザイン畑を渡り歩き、ルノーには1987年から在籍。2002年にはヨーロッパ・カーデザイナーオブザイヤーにも選出された実績を持つカーデザイナーである。




1988年にルノー工業デザイン担当取締役となって以来、1993年「トゥインゴ」に始まり、「セニック」「エスパス」「カングー」「ラグナ」、そして最近では「ヴェル・サティス」や「アヴァンタイム」、日本でもお馴染みの最新型「メガーヌ」と、ビジュアルアイデンティティをはっきりと打ち出し、デザインでそれをしっかり表現するという手法でつくられたモデルが数々生まれた。

このデザイン路線の甲斐あってか、ルノーはヨーロッパ市場では7年連続シェアナンバーワンの地位を堅持。オシリが特徴的なメガーヌを柱とした日本においても、登録台数は前年比で43%増え、3253台(2004年)を記録した。


今後のルノーデザインを暗示するコンセプトカー「フルーエンス(Fluence)」。パワートレインは、フラッグシップ「ヴェル・サティス」と同じ、日産のVQ型3.5リッターV6に、6段オートマチックという構成。リアゲートの開閉機構や「タッチデザイン」という考えに基づいたインテリアなどを特徴とする。

ル・ケモンは、今後のルノーは「デザインで勝負していく」と語る。具体例として、来るべきルノー車のデザインアイデンティティを示すというコンセプトカー「フルーエンス(Fluence)」が紹介された。「vision(未来像)」「intelligence(知性)」「charm(魅力)」「sensuality(官能的)」の4つをキーワードとする、2004年パリサロンで発表されたモデルである。


現在のルノーの製品満足度は高いと胸を張るル・ケモンは、「今後もルノーは大胆なブランドであり続ける。顧客の期待を超えるクルマをつくっていく」と意気込む。「(他メーカーのような)“過去の遺産”のリデザインは行わない。我々は常に前を向いていく」という発言からも、その自信のほどがうかがえた。

(webCG 本諏訪)


近未来ルノーデザインの具現「フルーエンス」がわかる!

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ルノージャポン:
http://www.renault.jp/

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