「プレミアムを目指す」……STiチューンのインプレッサ「S203」発売

2004.12.15 自動車ニュース
 

「プレミアムを目指す」……STiチューンのインプレッサ「S203」発売

富士重工業のモータースポーツ専門会社、スバルテクニカインターナショナル(STi)は、「スバル・インプレッサ」をベースに独自のチューニングを施したコンプリートカー「S203」を、2004年12月13日に発表した。販売開始は05年1月11日から、555台の限定で、価格は460万9500円。


レカロ社では12月13日から、シート単体を「SP-X for IMPREZA」として、1脚55万5000円で発売。こちらは55脚の限定だ。
 

■上質感やプレミアム性を加味

「インプレッサS203」は、スバル車にSTiが独自のチューニングを施したコンプリートカーだ。インプレッサベースの“S”モデルは、2000年に登場した「S201」、2002年の「S202」と、走りの性能を高めたモデルだったが、S203が目指したのは“走りの質”の向上。高い走行性能を持ちつつ、上質感やプレミアム性を加味した“グローバルピュアスポーツセダン”に仕上げたと謳われる。

ベース車両は、「インプレッサWRX STi」。外観に華美な装飾はないが、ドライカーボン製フロントアンダースカート、2段階に角度調節できるリアスポイラーなど、走行性能に見合ったエアロダイナミクスを確保するパーツを付与した。
インテリアは、ドライバーが集中できるよう、色調をブラックとグレーに統一。フロントシートには、独レカロ社とSTiが共同開発したバケットタイプを採用した。OEMではなく、レカロ社としても新開発のシートで、座面と背面にドライカーボン製シェルを使用し、高い剛性と軽量化を両立したという。


STiの桂田勝社長は、説明会で「S203で、今後STiがつくるクルマの方向性を確率した」と述べ、STiの方針がスポーティを軸に据えたプレミアム路線であることを明らかにした。
 

■多岐にわたる走りの追求

プレミアム路線を目指すS203だが、もちろん走りの性能も追求。エンジンは、専用設計の大径ボールベアリングターボや、チタン製低背圧マフラーなどを装着し、ベース車両より40psと1kgmアップとなる、320ps/6400rpmの最高出力と43.0kgm/4400rpmの最大トルクを発生する。高出力なだけでなく、全域でなめらかなトルクや高回転域での吹け上がりなど、扱いやすさや気持ちのよいフィールを実現したという。トランスミッションは6段MTのみ、ギア比などはベース車両と同じだ。

足まわりは、「気持ちのよい走りを追求」。15mmローダウンの強化コイル、4段階で減衰力調節可能な倒立ストラットなどを装着する。タイヤは「ピレリ Pzero CORSA」。ノーマルより1サイズ大きい235/40R18インチだが、BBS鍛造ホイールとあわせることにより、1本あたり約1.5kgの軽量化を実現している。さらにブレーキは、ローターの熱変形を抑えるアウターベンチ式とするなど、走りの追求が多岐にわたるところはSTiらしい。

(webCGオオサワ)

「スバル・インプレッサS203」:
http://www.subaru-sti.co.jp/S203/
スバルテクニカインターナショナル:
http://www.subaru-sti.co.jp/

 

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