LOHASカーNo.1は、どのクルマ? (前口上) - 02


月刊webCGセレクション2006年1月号

LOHASカーNo.1は、どのクルマ?















エコカーだって環境に負荷を与える

エコノミーのほうに焦点を当てるならば、最近新型車の発表の場で頻繁に耳にするダウンサイジングという言葉も注目すべきだろう。要するに大きなクルマから、より小さなクルマへと買い替えるという動きが、ここに来て目立っているのだという。

子供が自立したため再び夫婦2人で乗るクルマを考えればよくなったのか、経済的に小さいイコール安いクルマへの移行を余儀なくされたのか、可能性はいろいろ考えられるが、いずれにせよ言えるのは、それはクルマは大きいほどステイタスが高いという時代ではなくなってきたからこその流れだということだ。今や世間の風は、むしろその逆に吹いている。

そう、代わってステイタスを持ち始めているのはエコカーなのだ、と話が最初に戻ったところで、今回の企画。集めたのは、何かと注目のエコという言葉をキーワードにした4台である。まずダウンサイジングの究極例である軽自動車からは、「スズキ・ワゴンR」を選んだ。続いて同じくコンパクトカー代表は「トヨタ・ベルタ」。こちらのエンジンは直列3気筒1.0リッターである。

ハイブリッド代表は登場したばかりの「ホンダ・シビックハイブリッド」だ。10-15モード燃費は実に28.5km/リッターと、ワゴンR、ベルタの2台をはるかに凌ぐ。そしてしんがりは、最近話題のディーゼル車、「プジョー307SW 2.0HDi」を用意した。

比較のカギとして、まずエコノミーの面では燃費、それから実際の燃料代を算出した。一方エコロジーの面では、使用した燃料の量から推定したCO2の排出量をつけておいた。さて、はたしてどれが一番“エコ”なのだろうか?

その結論はこれから読み進めていただくとして、忘れてはいけないのは、どれを選ぼうと自動車は等しく環境に負荷を与える存在だという厳然たる事実だ。よって究極は乗らないということだ、なんてもちろん言わないが、クルマに乗る我々は、仮にそれがエコカーだろうが、どこかでそれを意識していなければいけない。今はそういう時代である。

そして、そんな自動車にせっかく乗るのだから、おざなりではなくちゃんとこだわって選んでほしいと改めて思うのだ。

(文=島下泰久/写真=峰昌宏/2006年1月)




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