WRCオーストラリア、王者ロウブが記録タイの6勝目、新井は今季初V!【WRC 04】

2004.11.15 自動車ニュース
WRCオーストラリア、王者ロウブが記録タイの6勝目、新井は今季初V!

【WRC 04】WRCオーストラリア、王者ロウブが記録タイの6勝目、新井は今季初V!

世界ラリー選手権(WRC)第16(最終)戦ラリー・オーストラリアが、2004年11月12日から14日にかけて、オーストラリアのパース周辺で行われた。新チャンピオン、シトロエンのセバスチャン・ロウブが、長いシーズンを年間最多タイとなる6回目の優勝で締めくくった。
2位は今季最高位に終わったプジョーのハリ・ロヴァンペッラ。3位はフォードのフランソワ・デュヴァルだった。

■強さは圧倒的な安定感

チャンピオンシップが既に確定していることもあり、オフシーズン前のピュアなコンペティションが期待されたラリー・オーストラリア。だが、大物ドライバーが次々と戦列を去ったことで、やや味気ない幕切れとなった。

まずはこのラリーで17年間の現役生活にピリオドを打つはずだったWRC史上最多勝ドライバー、シトロエンのカルロス・サインツが、ラリー前の試走中にクラッシュ。ドクターストップがかけられ有終の美を飾ることができなかった。

次の脱落者は終盤2連勝中だったフォードのマルコ・マルティン。最初のSSを終えた時点でエンジンが音を上げDNF(Did Not Finish)を記した。

ロウブ同様、6勝目を狙った2003年チャンプ、スバルのペター・ソルベルグは、2位走行中に岩にヒットしてステアリングを壊し優勝戦線から消えた。

第2レグの序盤までトップを走っていたプジョーのマーカス・グロンホルムも同じくリタイアし、結果、ロウブに首位の座が転がり込んだ。

以後は、1位ロウブ、2位ロヴァンペッラ、3位デュヴァル、そして4位にスバルのミッコ・ヒルヴォネンというオーダーで、互いに間隔を開けながらラリーは進行。この順位のままゴールを迎えた。

04チャンピオン、ロウブの今年の強さは、速さに加え圧倒的な安定感にあった。16戦中、リタイアしたのはたった2戦。完走したラリーでは優勝6回、2位6回、4位2回とすべてでポイントを獲得し、1992年の王者、同じフランス人のディディエ・オリオールが達成したシーズン最多勝記録に並んだ。

■新井、シーズン初Vで終わる

タイトル争いが最終戦まで持ち越されたプロダクションカー世界ラリー選手権(PCWRC)の第7戦では、スバルの新井敏弘が、怒涛の如き勢いで追い上げをみせ逆転優勝。25のステージ中16本でベストタイムを叩き出し圧勝した。
残念ならが、タイトルは同僚のナイオール・マクシェアに奪われたものの、自身のチーム初参戦の年をシリーズランキング2位で終えることができた。

(webCG 有吉)

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