「ルノー8ゴルディーニ」40周年イベント、仏で開かれる(前編)

2004.11.10 自動車ニュース

「ルノー8ゴルディーニ」40周年イベント、仏で開かれる(前編)

フランスの北西部、ブルターニュ地方のロレアックという村で、2004年10月2、3日、「ルノー8ゴルディーニ40周年記念イベント」が開催された。パリ在住のライター、野口友莉が3回にわたってリポートする。

■ゴルディーニとは

「ルノー8ゴルディーニ(R8G)」というクルマは、“ル・ソルスィエール=魔術師”という愛称で親しまれたアメデ・ゴルディーニという人物の手によって生まれた。彼は、1950年〜70年代に「ドーフィン」や「アルピーヌ110」などの、ルノーのエンジン・チューナーとして世に知られている。

生まれはイタリアだが、1926年、パリでファクトリーを設立。「フィアット・ティーポ514」の改造から始め、レーシングマシンの製作にも乗り出し、早くから頭角をあらわしていた。

ところが、世界大戦やレースへの出費がかさんで工場は財政難に追い込まれていく。そこで、1957年にルノーのもとで新たな活路を見出す決心をする。
まず、当時人気の高かったルノー・ドーフィンのチューニング開発を担当。そして、このクルマの後継車として、R8Gが誕生するのだ。
それがいまからちょうど40年前、1964年のパリ・サロンで華々しくデビューした。

1970年まで約1万台以上が製造されたR8G。今回、40年の時を経て、ヨーロッパ各地から約150台が集合し、フランスの小さな村でイベントが催された。たしかに年配が多いが、「5年の年月を費やして、レストアしたんだ」という、30代前半の若いオーナーの姿もみられた。

会場はManoir de l'Automobile(マノワール・ドゥ・ロトモビル)という自動車博物館の敷地内。併設されているサーキットで10月2日と3日、1回ずつパレード走行が行われた。
レトロカーと言えども、磨いて飾っておくことより、動かすことに重きを置くヨーロッパ。“現役”であることを誇示するかのようにクラクションを鳴らしながら150台余りが一斉に周回する光景は圧巻だった。

ところが、途中でトラブルに見舞われて、立ち往生してしまうR8Gも。旧車のご愛嬌というところだろうか。(中編につづく)

(文&写真=野口友莉)

 
「ルノー8ゴルディーニ」40周年イベント、仏で開かれる(前編)の画像

サーキット脇のスペースに150台のR8Gが集合。チューニングカーも多く、オーナー同士で語り合う姿も。
 

	サーキット脇のスペースに150台のR8Gが集合。チューニングカーも多く、オーナー同士で語り合う姿も。
	 

白いボディにブルーのラインが入った珍しいR8G。
 

	白いボディにブルーのラインが入った珍しいR8G。
	 

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