F1ルール変更「2006年から2.4リッターV8に」

2004.10.26 自動車ニュース
 

F1ルール変更「2006年から2.4リッターV8に」

国際自動車連盟(FIA)の世界モータースポーツ評議会(WMSC)は、2004年10月22日、2005、06年のF1レギュレーションを決定したと発表した。3つの案のうち、通称「パッケージ2」が採択され、2006年からエンジンが現行3リッターV10から2.4リッターV8に変更されることになった。

 

3つの案は、(1)ダウンフォースを削減するための空力(ボディ)変更、(2)タイヤのハード化を伴ったタイヤルール変更、(3)エンジンを3リッターV10から2.4リッターV8に変更、という3つの項目の自由度を変えたもだった。

今回採択された「パッケージ2」は、空力の自由度と、エンジンへの制限を減らすというもの。もともとF1チームに決断が委ねられていたのだが、チーム間で意見の調整ができなかったため、FIAが決断を下した。

 

■2005年から

・ボディ……フロントウィングのポジションを上げ、リアウイングを前方に移動。ディフューザーの高さを減らし、リアホイール前のボディワークを削る(理由:ドラッグを失わずに20%以上のダウンフォースを削減できる)。

・タイヤ……予選、レースを通じて1セットのみ使用可能(理由:タイヤはよりハード化し、結果コーナリングスピードが減らせる)。

・エンジン……1エンジンで2レースを戦う(理由:パワーの削減)。

■2006年から

・エンジン……デザイン、素材に制限を設けた2.4リッターV8を導入(パワーの削減とその後のハイパワー化の抑制。これによりパワーは700psまで落ちるだろう)。
ただし、独立系チームのことも考慮し、レブリミットを設ければ2006、07年も3リッターV10を使うことができる(理由:小規模チーム、ニューカマー向けに競争力と経済性をかね揃えたエンジンが必要なため)。

特に2.4リッターV8導入に関しては、既存のエンジンメーカー、BMW、ホンダ、メルセデスベンツが「撤退」をちらつかせながら強硬に反対しており、今後難航が予想される。

(webCG 有吉)

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