三菱、久々の新型「コルトプラス」発売

2004.10.25 自動車ニュース
 

三菱、久々の新型「コルトプラス」発売

三菱自動車は、コンパクトカー「コルト」の使い勝手を向上させた新型「コルトプラス」を、2004年10月25日に発売した。



 

■300mmプラス、使い勝手もプラス

苦しい状況下の三菱が久々に出す「コルトプラス」は、2002年11月デビュー「コルト」のリアオーバーハングを約300mm延長し荷室を拡大するとともに、各種装備を盛り込んで使い勝手を向上させたモデルだ。


新開発の1.5リッターMIVECアルミエンジン。
 

パワートレインは、高出力、低燃費、低排出ガス性能を高いレベルで両立したと謳われる新開発の2つのエンジン。スポーティを標榜するグレード「ラリーアート」には、インタークーラー付き「4G15型」1.5リッターターボ(147ps/6000rpm、18.3kgm/2500rpm)を、また他グレードには独MDC Power社製の欧州生産ユニット「4A91型」1.5リッター「MIVEC」エンジン(105ps/6000rpm、14.4kgm/4000rpm:2WD車)を載せる。


「エレガンス-X」にはスマートシフト(コラムシフト)が備わる。
 

いずれも「INVECS-III CVT」と呼ばれる無段変速機と組み合わせられる。マニュアル感覚でシフトできる「スポーツモード6-CVT付きフロアシフト」タイプは、ラリーアートで標準、その他「スポーツ」「スポーツ-X」(2WDのみ)ではオプションたる「CFC(カスタマー・フリー・チョイス)」により選択できる。
駆動方式は、NA車に2WDと4WDを用意。ターボ車は2WDのみとなる。

燃費は10・15モードで18.2km/リッター(NA)と15.6km/リッター(ターボ)。NA+2WD車は「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」、ターボ車は「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」をクリアする。


床面が一段下がって、容量を増やす「フレキシブルカーゴフロア」を持つ荷室。
 

ジマンのユーティリティ面では、キーのスイッチでテールゲートが自動開閉する「エレクトリックテールゲート」(半ドア状態を防止するアクティブパワーロック機構付き)を全車標準搭載。加えて、荷室内のレバーを引いて後席シートバックを前倒し、フラットなスペースをつくりだせる「ワンタッチフォールディングシート」、その広さや使い勝手を自在にアレンジできるという「フレキシブルカーゴフロア」などを採用した。

価格は、NAモデルが2WDの134万8200円から4WDの184万2750円まで、ターボは178万5000円。月の目標販売台数は、コルトシリーズとして4000台(コルト、コルトプラス各2000台)に設定する。


「コルトプラスの発売を、国内事業再生の第一歩としたい」と語った、三菱自動車工業の多賀谷秀保社長。
 

なお、同社を取り巻く昨今の状況を鑑み、品質管理についてのアピールも忘れない。開発にあたっては、コルトや「グランディス」と同様、開発の節目で品質を中心としたチェックを行う「クオリティゲート」システムを適用。さらに、生産段階において、新たに「ユニットリーダー制」という仕組みを取り入れ、作業者のミスによる不具合をリーダーが確認・監視して防止するなどしているという。

(webCG 有吉)



 

三菱自動車「コルトプラス」:
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/COLTPLUS/

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