「ディーゼルエンジン車のブレーキは重い?」

2004.10.05 クルマ生活Q&A ブレーキ

「ディーゼルエンジン車のブレーキは重い?」

いつも楽しく拝見させていただいております。以前からずっと気にかかっていた疑問なのですが、自分で調べてもよくわからないので思い切って質問させていただきます。
ディーゼルエンジンはその構造上、スロットルがなく、出力調整は燃料噴射で行っているという話を聞きました。それならば、アクセルオフ時のスロットルの負圧を利用しているブレーキブースターは、ディーゼルエンジン車には取り付けられないことになります。
しかし、ディーゼルエンジン車がガソリンエンジン車と比べてブレーキが重いという話は聞きません。これはどういうことなのでしょうか? トラックなどのように排気ブレーキを補助に使っているのでしょうか?
また、先頃発表され話題になった、BMWのバルブトロニック・エンジンもスロットルを必要とせず、ブレーキブースターを使うために吸気絞りがあるという話ですが……。以上、よろしくお願いします。(愛知県YIさん)

お答えします。おっしゃるとおり、基本的にディーゼルエンジンはスロットルバルブがないために負圧を発生できません。ただし、最新のディーゼルエンジンにはスロットルが付いているものもあります。ですから通常のガソリン車に使用しているような吸気の負圧を利用したブレーキブースター(真空倍力装置)は使用できません。

そこでディーゼル車では、機械的に負圧を発生するためにポンプを取り付けます。だいたい乗用車の場合ですとオルタネーターの裏側に備え付けられています。しかし、真空倍力装置が装着されているからといって、ブレーキをムダに何度も踏むと、ブレーキは重くなり効きが悪くなります。これは負圧を供給するためのポンプが追いつかなくなってしまうからです。重いというのはこのことを言っているのではないかと思います。ムダに踏んではいけません。

一方、BMWのバルブトロニックとは、吸気バルブのリフト量によって混合気の流入量を機械的にコントロールする機構。つまりスロットルバルブがなくてもエンジンを制御できるというものですが、スロットルバルブは一応まだ装着されています。その理由は、ブレーキに負圧を利用するためと、フェールセーフ(安全装置のひとつ)を目的に装着してあるといわれています。

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