507psのV10搭載、新型「BMW M5」

2004.10.01 自動車ニュース
 

507psのV10搭載、新型「BMW M5」

BMWのミドルクラス「5シリーズ」(E60型)をベースにするスポーツセダン、新「M5」は507psの強心臓を持つ……。新型は、エンジン排気量こそ5リッターで従来と同じだが、V型8気筒ではなく、“量産サルーンで初”というV型10気筒を採用。最高出力は400psから、507psへと大幅にパワーアップしての登場である。トランスミッションは、BMWジマンのシーケンシャル「SMG」7段ギアボックスが組み合わされ、0-100km/hを5秒以下、200km/hまで15秒で到達。最高速度は250km/hに制限されるが、リミッターを解除すると330km/hに達するという。



 

■レースカー&ビジネスサルーン

「M5」は1984年、パワフルなエンジンと高い走行性能に加え、日常でも使えるサルーンとして登場。E60型5シリーズをベースにした4代目M5もまた、その性格を受け継ぐが、スポーティな性格が大幅に向上している。

ニューM5の目玉は、パワーソースの5リッターV10エンジン。BMWが誇るバルブコントロール技術「ダブルVANOS」、レースカーを彷彿とさせる、シリンダーごとに設けられたスロットルバタフライなどを備え、最高出力507psを発生する。レッドゾーンは8250rpmと、高回転型の自然吸気ユニットだ。
標準搭載される「DSC」(ドライビング・ダイナミクス・プログラム)は、ドライバーの任意で2つのモードを選択できるほか、「M3」などにも搭載された「パワーボタン」によって、最高出力を400psか500psに切り替えることができ、市街地走行など、“普通の”ドライブに配慮する。



 

トランスミッションは、シーケンシャル「SMG」。7段ギアボックスを組み合わせたことでギア間のステップ比が小さくなり、シフト時間を短縮しただけでなく、オートマチックモードでもスムーズなギアチェンジを実現したという。マニュアルモードでは、シフトレバーに加えてステアリングホイール裏のパドルでもシフト可能。シフト時間は、従来より20%速められた。さらに、ドライバーはドライビングスタイルに合わせて、11通りのパターンからSMGの性格を決定できる。ほかに、ムリなソフトダウンによって後輪がロックするのを防いだり、坂道発進時に自動的にホールド、下り坂では低めのギアでエンジンブレーキをかけるなど、きめ細やかに電子制御される、ハイテクトランスミッションである。



 

歴代Mシリーズと同様、独ニュルブルクリンクオールドコースで足まわりを鍛えたM5。ニューモデルは、1周約20kmのコースを約8分で周回。サスペンションは、M5専用に設計されたもので、形式こそ5シリーズと同じながら、M5用に最適化が図られた。
サスペンションは、「EDC」(エレクトリック・ダンパー・コントロールユニット)と呼ばれるダンピング調整機構が備わり、3種類のプログラム(コンフォート、ノーマル、スポーツ)がサスペンション特性を選択。レースカーのようなスポーツ走行から、長距離ドライブまでをこなす、“真の理想的なクルマ”だという。
価格や導入時期など、詳細は明らかにされていない。

(webCGオオサワ)

BMWジャパン:
http://www.bmw.co.jp/

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