ロールスロイスの100周年記念車「100EX」公開

2004.09.29 自動車ニュース
 

ロールスロイスの100周年記念車「100EX」公開

英ロールスロイスの正規輸入販売代理店であるコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、2004年9月28日、同社のロールスロイス輸入販売開始から40周年を記念した、プレスカンファレンスを開催。会場で、ロールスロイス社の100周年を記念してつくられた世界に1台のスペシャルモデル「100EX」を公開した。



 

■新生ロールスロイスは好調

世界の高級車の代表格、ロールスロイスは、2004年5月に創業100周年を迎えた。1998年、独BMW傘下となり、工場もこれまで生産を行ってきたクルー工場から、グッドウッドに新設したファクトリーへ移行。ここでは、BMWグループとなって初のニューモデル、新型「ファントム」の生産を行っている。



 

プレスカンファレンスで壇上に立った、ロールスロイス・アジアパシフィック・リージョンマネージャーのコリン・ケリー氏は、ニューファントムが2003年に300台、2004年は500台販売される見込みであること、グッドウッドでニューファントムの生産台数が1000台を超えたことを述べ、新生ロールスロイスの好調ぶりをアピール。ディーラーネットワークも世界で67拠点に増え、韓国ソウル、ロシアのモスクワやキエフにも販売店をオープンしたという。



 

■新ロールス初の“EX”

創立100周年を記念した「100EX」は、新型ファントムをベースに1台だけつくらえたスペシャルモデル。名称の“EX”は“Experimental”を意味し、1919年の「1EX」から1957年までの約40年間、ロールスロイスの新開発システムや機能などを、テスト、評価するためつくられてきた、いわばコンセプトモデルの称号だ。100EXは、新生ロールスロイスで初めての“EX”である。



 

ファントムと同じアルミスペースフレーム構造を持つボディサイズは、ファントムより165mm短く、71mm低い、全長×全幅×全高=5669×1990×1561mm、ホイールベースは100mm短い3470mm。オープンモデルでありながらロールバーはなく、1つのアルミ合金からつくられたウインドスクリーン&Aピラーがその役目を受け持つという。
外観は「海をかけるクルーザーをイメージ」したといい、リアシート後部のボートデッキや、荷室に貼られた甲板を想像させるウッドパネルに、その面影が見て取れる。



 

ヨットのキャビンをイメージしたインテリアには、模様入りマホガニー材を使用。内張とトリムにはDark Curzonレザー、フロアにはブリーチドチーク材を用いた。ファントムは観音開きの4ドアだが、100EXは後ヒンジの2ドアボディに、2+2のシートレイアウトを持つ。



 

エンジンはオリジナル。1930年、創業者のヘンリー・ロールスの大型エンジン開発プロジェクトで構想した16気筒ユニットをフロントに搭載する。1930年当時は、6気筒と16気筒の中間にあたる、V12気筒を搭載したが、100EXでヘンリー・ロールスの思い描いたエンジンが載せられたわけだ。
排気量は9リッターと巨大。トランスミッションは6段ATが組み合わされる。

100EXは記念モデルのため、シリーズ生産される予定はない。ロールスロイスは100周年を記念して、4座の2ドアオープンを製作しているというが、こちらもシリーズ生産される予定はないという。

(webCGオオサワ)

ロールスロイス:
http://www.rolls-roycemotorcars.com/

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