新型「オペル・アストラ」、スポーティに生まれ変わって登場

2004.09.29 自動車ニュース
 

新型「オペル・アストラ」、スポーティに生まれ変わって登場

日本ゼネラルモーターズ(GM)は、オペルのコンパクトハッチ「アストラ」のニューモデルを、2004年9月29日に発表、11月6日に発売する。
ラインナップは、1.8リッター直4を積むベーシックな「1.8 CD」、スポーティな「1.8 Sport」と、2リッターターボのハイパフォーマンスバージョン「2.0 Turbo Sport」の3種類。価格も戦略的な設定がなされている。


「アストラ1.8 Sport」
 

■スポーティ&ダイナミック

オペルの主力コンパクトカー「アストラ」が6年ぶりにフルモデルチェンジを受け、3代目に進化した。ニューアストラは、近年のオペルのスローガンに則って、スポーティなデザインと高いドライビングダイナミクスをセリングポイントとする。コンパクトクラスには珍しいアダプティブサスペンション「CDC付きIDS-Plus」をはじめとする先進技術を武器に、競争激しい「Cセグメント」市場で「VWゴルフ」らと戦う。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4255×1760×1470mm、ホイールベース=2615mm。先代と比べてひとまわり大きく、またライバルと目されるゴルフより全長が50mm、ホイールベースは40mm長い。
外観は、前後に採り入れられたV型モチーフ、立体的なランプの造形などにより、先代よりグッとアグレッシブに生まれ変わった。



 

インテリアでは、エクステリアデザインと調和を図り、力強さを演出。ボンネット中央を走るラインをダッシュボード〜センターコンソールへと繋げ、面にコントラストをつけたのが特徴だ。プラスチック部品に表面処理を施して、手触りの質感を向上する工夫を凝らすなど、目に見えない部分にもこだわった。

ボディが大きくなったぶん、室内は当然広く、先代比でショルダースペースに30mm(前席)、後席ヘッドルームには40mm余裕が生まれた。荷室容量は350リッター、リアシートは4:2:4の分割可倒式で、最大1270リッターまで拡大できる。


「アストラ2.0 Turbo Sport」
 

■アダプティブサスペンション「CDC付きIDS-Plus」

パワートレインは、1.8リッター直4 DOHC16バルブ(125ps/5600rpm、17.3kgm/3800rpm)+4段ATと、2リッター直4 DOHC16バルブターボ(200ps/5400rpm、26.7kgm/4200rpm)に6段MTという組み合わせ。6段MTの採用は、アストラシリーズでは初めてだという。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リアはトーションビーム式と、コンパクトカーとしてコンベンショナルな形式。足まわりの目玉は、1.8 Sportと2.0 Turbo Sportに標準搭載されるアダプティブサスペンション「CDC 付きIDS-Plus」にある。



 

CDC(Continuous Damping Control)は、デコボコ道の走行や発進、制動時などに発生する車両の揺れをセンサーで感知し、4輪のショックアブソーバーの減衰力を1000分の1秒単位でコントロールするというもの。ボディの揺れを低減させ、高いロードホールディングを実現するという。
CDCはパワーステアリングやエンジンマネージメントとリンクしており、「IDS-Plus」(Interactive Driving System)を構成。インパネ上の「Sport」スイッチにより、ステアリングとスロットルレスポンス、ハードなサスペンションセッティングを選択することができる。


「アストラ2.0 Turbo Sport」のエンジン
 

■かなり戦略的な価格

フルオートエアコンや6連奏CDチェンジャー付きAM/FMラジオなどが標準装備。安全装備も全6個のエアバッグをはじめ、アンダーステアコントロールの付いたESP、トラクションコントロール(TC)やコーナリングブレーキコントロール(CBC)など、電子デバイスも標準で搭載する。

全面的に生まれ変わったニューアストラ。VWゴルフ(240万4500円〜)などと比べて、かなり戦略的な価格設定がされた。
1.8リッターのベーシックモデル「1.8 CD」が235万円、「1.8 Sport」は265万円、そして2リッターターボ「2.0 Turbo Sport」は315万円。輸入車ハッチバックとしても、200psを超える輸入ホットハッチとして見ても、競争力は高そうである。

(文=webCGオオサワ/写真=峰昌宏)



 

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