めちゃ♥ モテ「ブレラ」の謎を解く (前口上) - 02


月刊webCGセレクション2006年5月

めちゃ♥ モテ「ブレラ」の謎を解く












やたらに強い存在感

それにしても、今なぜブレラなんだろう? 正直、最近はアルファ・ロメオ、一時のブームの時のような勢いは無いし、セダンの「159」もフリークの間ではけっこう賛否が分かれている。そしてこのブレラ自体も……暴言かもしれないけれど、そんなにカッコいいのか僕にはよく解らない。以前の「GTV」のほうがはるかにストレートにカッコよかったじゃん! と思ったりする。いや、「GT」と較べたってそうだ。ブレラは、ハッチバックを潰したみたいというか、ぼた餅みたいというか……。

いや、しかし存在感は何だかやたらと強いのだ、確かに。

一体ブレラのこの人気の秘密は、注目を集める理由は何なのだろうか。そして逆に、他の数多あるクルマたちは、なぜこのような熱い視線を集めることができないのか。それは何かが欠けているということなのだろうか。それとも、その魅力が世に伝われば、もっとファンを増やすことができるのか。それが今回探求するテーマの根幹である。

ブレラを追撃すべき存在として、集めたのは以下の3台。まずは、そうはいってもこの価格帯のスペシャルティモデルの定番として鉄壁のブランド力を誇るメルセデス・ベンツの「SLK200」、新興レクサスの華であり、ほかの日本車に無いゴージャスな存在感を持った「SC430」、そしてブレラとは正反対の方向に熱を注いだと思しき痛快ホットハッチの「フォード・フォーカスST」を用意した。もちろんブレラも一緒。連れ立ったのは「2.2JTS」のスカイウインドウ付きだ。

果たしてこの中に、ブレラの牙城を崩せるポテンシャルを持ったものはあるのだろうか。いうまでもなく、それを探ることは、すなわちブレラの魅力を探ることにもなるはずだが、さて? 早速見ていくことにしよう。

(文=島下泰久/写真=峰昌宏/2006年5月)




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