場内にある未来の乗り物








場内の乗り物

環境やエネルギーの問題を訴える「愛・地球博」は、次世代の交通システムの実験会場ともなっている。webCG記者が未来の乗り物を早速試乗。その印象は?


運転はオートメーション。先頭にいるのは運転手ではなく、ドアの開け閉めなどを行う車掌さん(?)。なぜ、東京の「ゆりかもめ」みたいに、完全オートメーションにしなかったのだろうか……?


運行区間は、名古屋市名東区藤が丘「藤が丘駅」から豊田市八草町「万博八草駅」までの8.9km。全9駅を、所要時間は約15分で走る。『webCG』取材班は、藤が丘〜万博会場駅までの4区に乗った。料金は340円。
大きな窓で室内は明るく、車両は小さくとも閉塞感はない。

■リニモ

日本初の実用リニアモーターカー「リニモ」。パーク&ライドが基本の愛・地球博では、会場までの主要な交通手段として使われる。交通手段としてではなくても、乗り物好き、ハイテク好きの心をくすぐるものアリだ。

リニアモーターカーと聞くと、ン百km/hでカッ飛んで走る印象があるけれど、リニモは都市型の低速タイプ。車両は直方体で一般的な電車と変わらず、最高速度は約100km/h、巡航速度は80km/h程度である。浮上して走るとはいえ、高さは約6mmと体感できるレベルにはないので、リニアモーターで浮上&推進していることに思いをはせて、脳内で感動しましょう!

車両サイズは、JR等で使われるより一回り小さめ。肝心の乗り心地について、移動感(?)はさすがに浮いているだけあってスムーズ(電気を採るレールなど、一部は接触している)。回転するモーターやレールのフリクションもなく、当然、ガタンゴトンという音もない。滑るように走るところは、まさに“未来の乗り物”という感じだ。
ただし、加減速のマナーが、ちょっとへたっぴ。初心者ドライバーの運転を彷彿とさせるギクシャクぶりだった。求む改善。

(webCGオオサワ)



写真では見えないが運転席にはモリゾーが。


■IMTS(インテリジェント・マルチモード・トランジット・システム)

「IMTS」は、最先端のITS技術を活用し、圧縮天然ガスで走る大型低公害バス(TOYOTA製)。広い会場内の専用道を自動運転で3台が隊列走行する。
車内は白を基調とし、天井近くまで窓になっているので明るく、とっても静か。でも、外から見るより車内は狭いかな。
グローバル・ループからの景色とはまた違った場内が、ゆっくり見渡せる。

乗り場は、北ゲート、西ゲート、EXPOドームの3つの駅と1つのバス停。大人200円、子供100円。駅にあるスクリーンでは、IMTSについての詳しい説明が見られます。

(webCG ワタナベ)





■グローバルトラム

グローバルループ上を時計回りに一周回る、グローバルトラム。バッテリー駆動で静かに移動する。
そのためか、トラム前には露払い(?)のスタッフが声を出しながら歩いている。ということで、歩行速度と同程度しかスピードは出ていない。(注:トラブルがあったため、30km/h以上は出さないようにしているとのこと)
便利な移動手段というよりは、ちょっとした休憩に使えるだろう。大人・子供500円。

(webCG 本諏訪)



写真は、ヤマハ製
■自転車タクシー

「自転車タクシー」は、グローバル・ループ上をおよそ5km/hで走る、電動アシスト付き3輪自転車。車両は、ブリヂストン、ヤマハ、ナショナル製とドイツ製の4種類がある。ドイツ製のベロタクシーは、国内各所で運行されているので、見たことがある人もいるかも。

感じとしては、人力車の自転車版。運転手のお兄さんからお薦めパビリオンや、とっておき情報などを聞きだせたら、万博をもっと楽しめるだろう。話しかけない手はありません。

乗車人数は車両により異なるが、最大で大人2人+子供1人。ループ上に4箇所の乗降所があり、 1区間大人300円、子供(小学生以下)200円となっている。

(webCG ワタナベ)





■ゴンドラ

北駅からキッコロ・ゴンドラに乗ると、まず「愛・地球広場」を真下に見て、次に森の上を通過し、二つの池をわたって南駅に到着する。移動手段というだけでなく展望施設でもあるけれど、あっという間の空中散歩料金が600円とは豪勢だ。

次に瀬戸会場に向かうため、モリゾー・ゴンドラに乗ろうと長久手駅に戻ったら、「強風で運転を見合わせています」とアナウンスが。残念。
ちなみにモリゾー・ゴンドラは無料。

(NAVI 鈴木真人)








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