Fニッポン第4戦鈴鹿、ライアンが圧倒的な強さで今季2勝目

2004.07.05 自動車ニュース

Fニッポン第4戦鈴鹿、ライアンが圧倒的な強さで今季2勝目

2004年7月4日、全日本選手権フォーミュラニッポンの第4戦決勝が、三重県・鈴鹿サーキットで開催された。今回はシーズン2回目の2スプリント・レース。土曜日の予選ではリチャード・ライアンが今シーズン3度目のポールポジションを獲得、決勝日でもファーストスプリントレースでトップでチェッカー、ファイナルスプリントでも一度も首位の座を明渡すことなく完全勝利を果たし、今シーズン2勝目をあげた。

■好調のリチャード・ライアンが手堅くPP

土曜日の予選は、SUGOでの2スプリント・レースで実施した上位10人によるスペシャルステージはなく、通常どおり午前と午後に45分ずつの予選を行った。

金曜日の練習走行から終始トップタイムをマークしていたのがリチャード・ライアンだった。土曜日午前中に行われた予選1回目、曇天模様だった序盤に、ライアンは2番手のタイムを計時。そして他のドライバー同様、終盤にニュータイヤを装着しアタックに入った。この頃になるとすでに路面温度は著しく上昇。タイムアップを果たせないライバル達が多いなか、最後のアタックで1分46秒570を叩き出したライアンが暫定ポールポジションを手にした。

午後に入り、強い日差しがコースを照りつけるなか予選2回目がスタート。中古タイヤでもトップタイムを出したライアンは、周囲よりもやや早いタイミングでニュータイヤを装着し、アタックを始めたのだが、計測1周だけにとどまり、ライバル達の動向を見る作戦に出た。

そんななか、ブノア・トレルイエが予選2回目におけるトップタイムを更新するも、予選1回目のライアンのタイムにはおよばず、結局、午後から自己ベストタイムを更新したドライバーは4名にとどまり、ポールポジションは、ライアンの手に落ちた。

■1stレース、ライアンが接戦を制する

朝から重苦しい雲がサーキット上空を覆い、蒸し暑さを感じる天候のもと、午前11時20分にファーストスプリントレースがスタートした。

予選4番手の土屋武士が好スタートを切り、ポールのライアンに続いて2番手に浮上。だが2周目、後方から猛追するブノア・トレルイエと1コーナーで接触し、コースアウトした土屋はその場でリタイアとなった。

2位ブノアはアクシデントをもろともせず、終始ライアンをプッシュ。一時は1秒以上あった差を0.270秒まで詰め、終盤での逆転にかけた。15周目のシケイン立ち上がりで、小さなミスを犯したトップのライアン。これでトップを射程距離にとらえたブノアはストレートでスリップストリームにつき、1コーナー進入でアウト側のラインを取って、逆転を試みる。しかし、オーバースピードでマシンは大きくはらみ、コースアウト。大きくポジションを下げた。

結果、ライアンがトップでチェッカードフラッグを受け、2番手には井出有治、3番手には7位スタートから手堅くポジションアップに成功した本山哲が続いた。

■ライアン、セーフティカー導入にも動じず、完全勝利

午後3時にスタートしたファイナルスプリントレース。予選2番手の井出が絶妙なタイミングで好スタートを切るが、ライアンも譲らず。オープニングラップはライアン、本山と続き、さらに6番手スタートのブノアが大きくポジションアップに成功、3番手につけた。

3周目、5位争いをしていた、金石年弘と道上龍のマシンがシケインで接触。道上のマシンが前方の金石に乗りあがり、宙を舞って横転、仰向けになった。このアクシデントで7周終了までセーフティカーが導入された。大きなクラッシュだったものの、道上は大事には至らなかった。

8周目のリスタートでは、トップのライアンが2番手本山を引き離し、差を広げる。さらにこの後、本山がペースダウン、代わってブノア、井出のふたりがポジションを上げた。終盤、ブノアはライアンとのタイム差を削り、接近戦に持ち込む勢いを見せたが、時すでに遅し。ライアンが文句ナシのパーフェクトウィンを飾り、今シーズン2回目となるスプリントレースで連勝を遂げた。2位のブノアは今年の自己最高位、3位井出は、3戦連続の表彰台となった。

ドライバーズランキングでは、ライアンが20点でトップに浮上。2位には今回8位に終わったアンドレ・ロッテラーが1点のビハインドでつく。次戦決勝は8月1日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われる。

(文=島村元子/写真=KLM Photographics J)

 
Fニッポン第4戦鈴鹿、ライアンが圧倒的な強さで今季2勝目の画像

予選2回目終了後、久しぶりのフロントローに喜ぶ星野総監督とブノワ・トレルイエ。
 

	予選2回目終了後、久しぶりのフロントローに喜ぶ星野総監督とブノワ・トレルイエ。
	 

ファーストスプリントのスタート。ライアンは難なくトップをキープ。ブノワは出遅れて、土屋に先行された。ライアンはファイナルスプリントでも好スタートを決め、トップでチェッカードフラッグを受けた。
 

	ファーストスプリントのスタート。ライアンは難なくトップをキープ。ブノワは出遅れて、土屋に先行された。ライアンはファイナルスプリントでも好スタートを決め、トップでチェッカードフラッグを受けた。
	 

土屋武士(右)のインを突くブノワ・トレルイエ(左)。タイヤが接触し土屋ははじき出されコースアウト、ファーストスプリントを終えることになった。
 

	土屋武士(右)のインを突くブノワ・トレルイエ(左)。タイヤが接触し土屋ははじき出されコースアウト、ファーストスプリントを終えることになった。
	 

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。