【スペック】アクセラスポーツ23S(ベース車):全長×全幅×全高=4485×1745×1465mm/ホイールベース=2640mm/車重=1280kg/駆動方式=FF/2.3リッター直4DOHC16バルブ(171ps/6500rpm、21.8kgm/4000rpm)/価格=204万7500円

2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その3)【試乗記】

マツダスピード(マツダ)&無限(ホンダ) 2004.07.04 試乗記 2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その3)自動車メーカー直系のチューニングメーカー6社による「ワークスチューニングカー合同試乗会」に、自動車ジャーナリストの河村康彦と、『webCG』オオサワが参加。マツダスピードと無限をチェックした。

大人のエアロマツダスピード・アクセラスポーツ MAZDASPEED A-spec.(4AT)

メーカー直系チューニングカー勢揃いのなかで、個人的に“カッコよさナンバー1”と思ったのがコレ。デザインは「アクセラのチーフデザイナーが直接監修した」というだけのことはあり、“大人のエアロ”といった風情を醸し出すボディパーツのフィット感がナイス! スマート&クールな後ろ姿など、そんじょそこらのチューニングカーとは一線を画す美しさだ。
インテリアも期待を裏切らない。「間もなく発売予定」というダッシュアッパーにピタリ決まった3連「スポーツメーター・キット」のクオリティは、オリジナルのメーター以上に高い(?)。

当然メカチューンも施される。多段膨張式の消音室を備えたマフラーは、「スポーツサウンド・マフラー」なる商品名どおり、スポーティで乾いた快音を聞かせてくれる逸品だ。しかし、足まわりに難アリ。レートを高めたスプリングと、減衰力強化ダンパーを組み合わせた15mmローダウンのサスペンションの乗り味は、常にヒョコヒョコと落ち着かずメモを取るのもひと苦労だった。見た目はオトナなのに、「しなやかで高い接地感」にはほど遠いのが惜しまれる。

(文=河村康彦)

基本性能アップマツダスピードRX-8 NR-A パーティーレース仕様(6MT)

「ロードスター」でナンバー付き車両レースに力を入れるマツダが、2004年から「RX-8」のカテゴリーをスタートさせた。そのレース車両がコレ。マツダスピード「A-spec.」は、ストリート向けライトチューンのため、過度なパワーアップなどは施されないが、6点式ロールバーや前後ストラットタワーバーによるボディ強化など、基本性能のアップが行われる。

エンジンは、スポーツラジエターとオイルクーラーを装着。サスペンションは、20mmローダウンのスポーツスプリングセットと、減衰力を強化した前後ダンパー、スタビライザーを採用したほか、ブレーキパッドが強化品となる。エクステリアは、RX-8のチーフデザイナーが監修したというエアロパーツを付与した。

(webCGオオサワ)

レーシィミニバン無限オデッセイアブソルート(5AT)

ミニバンきってのアスリートに、レースフィールドで慣らした無限が手を加えたモデル。サスペンションにブレーキ、タイヤ、ホイールにエキゾーストシステム……と見どころは多いが、圧巻はボディパーツだ。
リアバンパー下部にディフューザーを装着、マフラー下部もフラットな造形にするなど、見た目だけでなくエアロダイナミクスを考慮してつくられた。レーシングカーではおなじみの徹底した“フラットボトム化”である。クルマの下に「もぐって見なけりゃわからない」のがなんともモッタイナイが、いかにも無限らしい。

そもそも低い車高をさらに25mmマイナス、225/45サイズのタイヤを18インチの大径ホイールに組み合わせ……と聞くと、トンデモない乗り心地を想像するが、乗り味が意外なまでにフラット、かつしなやかなのは、素性のよさがあってのことか。ブレーキタッチも明らかに向上していた。

ただし、ホンダお得意のエンジンにちょっとガッカリ。3000〜4000rpm付近でのこもり音が大きく、走っていて閉口した。もっとスッキリ心地よい“快音”を聞かせて欲しいものだ。

(文=河村康彦)

ハデさはないが……無限シビックタイプR(6MT)

峠道に本籍を置く(?)シビックタイプRにあわせ、「THE STREET WORKS」をコンセプトにファインチューンを図ったモデル。ジマンは、GT選手権に参戦する「GT-NSX」と同じ考え方からつくられたというブレーキローターだ。フロントローターに、表裏合わせて10本のスリットを刻み、パッド表面を滑らかに保つとともに、摩耗粉の排出性を高めた。ブレーキパッドは、高温時の摩擦力を向上すべく、材料の配合を最適化したという。サスペンションは、15mmローダウンのスポーツサスペンションを装着した。

エンジンはスポーツエグゾーストシステムとエアクリーナーを装備する程度で、突出したチューンは施されない。外観もそれほどハデに見えないが、前後スポイラーはグラスファイバー製、グリルとボンネットは、カーボンFRP(ボンネットはグラスファイバーとのコンポジット)製と、軽量化が図られた。

(webCGオオサワ/写真=清水健太/2004年7月)

マツダスピード:
http://www.mazda.co.jp/mazdaspeed/
無限:
http://www.mugen-power.com/

2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その1)
2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その2)

 


 
2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その3)【試乗記】の画像
【スペック】
RX-8Type S(ベース車):全長×全幅×全高=4435×1770×1340mm/ホイールベース=2700mm/車重=1310kg/駆動方式=FR/水冷式直列654cc×2ローター(250ps/8500rpm、22.0kgm/5500rpm)/価格=288万7500円
 
【スペック】
	RX-8Type S(ベース車):全長×全幅×全高=4435×1770×1340mm/ホイールベース=2700mm/車重=1310kg/駆動方式=FR/水冷式直列654cc×2ローター(250ps/8500rpm、22.0kgm/5500rpm)/価格=288万7500円
	 

 
2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その3)【試乗記】の画像
【スペック】
オデッセイアブソルート(ベース車):全長×全幅×全高=4765×1800×1550mm/ホイールベース=2830mm/車重=1640kg/駆動方式=FF/2.4リッター直4DOHC16バルブ(200ps/6800rpm、23.7kgm/4500rpm)/価格=273万円
 
【スペック】
	オデッセイアブソルート(ベース車):全長×全幅×全高=4765×1800×1550mm/ホイールベース=2830mm/車重=1640kg/駆動方式=FF/2.4リッター直4DOHC16バルブ(200ps/6800rpm、23.7kgm/4500rpm)/価格=273万円
	 

 
2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その3)【試乗記】の画像

 
2004ワークスチューニングカー合同試乗会(その3)【試乗記】の画像
【スペック】
シビックタイプR(ベース車):全長×全幅×全高=4135×1695×1430mm/ホイールベース=2570mm/車重=1190kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(215ps/8000rpm、20.6kgm/7000rpm)/車両本体価格=233.1万円
 
【スペック】
	シビックタイプR(ベース車):全長×全幅×全高=4135×1695×1430mm/ホイールベース=2570mm/車重=1190kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ(215ps/8000rpm、20.6kgm/7000rpm)/車両本体価格=233.1万円
	 

 
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