第141回:初の生インディ500マイル観戦 これは“世界最大のスピードバカ祭り”だ!?

2004.06.21 エッセイ

第141回:初の生インディ500マイル観戦 これは“世界最大のスピードバカ祭り”だ!?

サーキット内の有名な「ホール・オブ・フェーム・ミュージアム」前にて。昔の優勝車がいっぱい。
サーキット内の有名な「ホール・オブ・フェーム・ミュージアム」前にて。昔の優勝車がいっぱい。
サーキット裏がすぐ公道のインディアナポリス・スピードウェイ。デカい筑波サーキット!? みたいな雰囲気もあり。
サーキット裏がすぐ公道のインディアナポリス・スピードウェイ。デカい筑波サーキット!? みたいな雰囲気もあり。

■世界最大規模

すいません、「ルマン24時間レース」より前だったんだけど、「インディ500」にも初めて行ってきました。そ、アメリカ最大のフォーミュラカーレース「インディアナポリス500マイルレース」ね。
これまた勉強になったなぁ。っていうかレースがなんたるかが、ちょっとだけわかってきました。今まで正直俺、自分でサーキット走る方にしか興味なかったんだよね。特に国内GTカーレースなんてサラサラ見る気がしない。せいぜいF1かな、出てる人たちが凄いから。

 
第141回:初の生インディ500マイル観戦 これは“世界最大のスピードバカ祭り”だ!?の画像
 
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だけどさ、インディ500は違うんだなぁ。単純に興行よ興行、お祭りお祭り、見世物見世物。なんか雰囲気違うわけよ。決して「スポーツ」じゃない。臭い言い方だが「興奮を」、もしくは「なんか起きないかなぁ?」を見にきてウヨウヨ集まってる感じ。
だいたい決勝日だけで40万人って凄いよね。知ってる人は知ってるだろうけど、世界最大の観客動員数。それもスポーツ全体含めてね。サッカー界最大のブラジル・マラカナンスタジアムでさえ12万からってレベルだから、その集団に入るだけでも1つのイベント。
マラソンを歩道で見てる人を入れたら負けるかも? って話はあるけどさ。
それから決勝日のほぼ1ヶ月前から、“ポールデイ”だ-、二回目の予選だー、練習日だー、ピット作業コンテストだー、とイベント目白押し。ホント“祭り”だよね。水風船とかウルトラマンのお面売ってないの? って感じよ!

モータースポーツ・ジャーナリストの天野雅彦さん
モータースポーツ・ジャーナリストの天野雅彦さん
 
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■世界最速バカ

あと、アメリカ在住のモータースポーツ・ジャーナリストの天野雅彦さんに聞いたら、1990年代後半ぐらいまでは、名物アナウンサーの「ニュートラックレコード!」の雄たけびで盛り上がってたんだってね。
インディの最高速度記録は400km/h近くだっけか? 正確には忘れたけど、つまり「俺は世界最速記録樹立の瞬間を見た!」「世界最速バカを見たぜぇ」みたいな、「あの時、俺はあそこにいた」的満足感があったのだ。今じゃ速度が上がりすぎて、レコードは出なくなったそうだけど、それでもアメリカンオーバル最長の全長約4kmのコースで、バンクがすくなく、クラッシュばりばりってのが、「走るコロシアム」っぽくていいでしょ。
いわゆるひとつの“古典的レースフォーマット”なんだろうなぁ。スピードバカのルツボ、って感じがひしひし。特に戦前なんか凄かったんだろうね、きっと死人続出だったんでしょう。

いや、単純に世界は広い! レースバカ凄い! って感じでした。

(文と写真=小沢コージ/2004年6月)

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』