ニューモデル、「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」デビュー!

2004.06.07 自動車ニュース

ニューモデル、「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」デビュー!

トヨタ自動車とグループ企業のダイハツ工業は、2004年6月7日、両社共同開発による新型コンパクトカー、「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」を発売した。

■「ストーリア」「デュエット」の後継ぎ

バッヂ以外は基本的に同じクルマである「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」は、「新1000ccスタイル」をテーマに1998年2月にデビューした「ダイハツ・ストーリア」の後を継ぐコンパクトカー。ストーリアは、同年9月にトヨタのバッヂを付け「デュエット」の名でも販売されるようになった。

「トヨタの車両企画力とダイハツのスモールカー開発技術・生産ノウハウ、さらには両社の強みである高い品質管理を結集させた、国内市場では初めてとなる共同開発車」(プレスリリース)として生まれたパッソとブーン。これに、「トヨタの販売力」をブレンドし、トータルで月間8500台(パッソ=7000台、ブーン=1500台)の販売を狙う。

トヨタにとっては「ヴィッツ」よりさらに小さなエントリーカー、またダイハツにとっては上級コンパクトカーという位置付け。丸みを帯びたかわいいフォルム、94.5万円からという価格設定で、「軽はちょっと……」と思っていた若い顧客を獲得したい考えだ。

生産は、ダイハツの本社第2工場が担当。エンジンは、1リッター直3が新開発という「1KR-FE型」と、1.3リッター直4「K3-VE型」の2車種。1リッターモデルには2WDに加え4WDも用意する。トランスミッションは全車4段オートマチックだ。
価格は、パッソ、ブーンとも、94.5万円から130.2万円まで。

■「イカツかわいい」エクステリア

初代ストーリアは、個性的な“宇宙人顔”で話題を呼んだが、パッソ&ブーンのエクステリアは、力強さとかわいらしさを融合させた「イカツかわいい」(!?)がテーマ。ホイールアーチやボンネットなどで丸みを出しつつ、フロントランプやサイドのラインなどでシャープさを表現した。

ボディサイズは全長×全幅×全高=3595×1665×1535mm、ホイールベース2440mmと、先代比(2001年のフェイスリフト後)で95mm短く、65mm幅広く、85mm高くなった。またホイールベースは70mm延長された。
取り回しのしやすさの目安、最小回転半径は、先代同様4.3m。「軽乗用車と同レベル」と謳う。

インテリアのテーマは「シンプル&クリーン」。丸いメーターやスイッチ類、収納スペース、リクラインする6:4分割可倒式リアシートなどが配される。メーターはステアリングコラムと一体型で、チルトしても常に最適な視認性が確保できるという。

■リッター21kmの燃費

パワーユニットは、オリジンたる1リッター直3が新開発「1KR-FE型」(71ps/6000rpm、9.6kgm/3600rpm)。先代より7psパワーアップした。1.3リッター直4「K3-VE型」(90ps/6000rpm、12.6kgm/3200rpm)のアウトプットは変わらない。どちらも連続可変バルブタイミング機構を備える。

経済性はパッソ&ブーンのジマンのひとつで、燃費は1リッター+2WDの10・15モードで21km/リッターと、「軽乗用車に匹敵する低燃費」(プレスリリース)。全車「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」をクリアする。

トランスミッションは電子制御の4段AT「Super ECT」のみ。シフターはステアリング左に生えるコラム式だ。1リッターモデルには2WDに加え、フルタイム4WDも用意する。
サスペンションは、前マクファーソンストラット、後トーションビーム(2WD)、3リンク(4WD)だ。

装備面では、「G-BOOK」対応ボイスナビゲーションシステムやCD/AM/FMオーディオなどに加え、浮遊するカビ菌などの繁殖をイオンの力で防ぐ「プラズマクラスター」(Fパッケージ)、防塵タイプのクリーンエアフィルターなど“いま風”のものも揃える。

また安全面では、EBD付きABS、ブレーキアシスト、前席SRSエアバッグ、前席SRSサイドエアバッグ&前後席SRSカーテンシールドエアバッグ(一部グレードにオプション設定)などを用意する。

なお、トヨタの福祉車両「ウェルキャブ」として、助手席が電動で回転・昇降する「助手席リフトアップシート車」もあわせて発売された。

(webCG 有吉)

トヨタ自動車「パッソ」:
http://www.toyota.co.jp/Showroom/All_toyota_lineup/passo/
ダイハツ工業「ブーン」:
http://www.daihatsu.co.jp/showroom/lineup/boon/

ニューモデル、「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」デビュー!の画像

発表会の会場で並んで壇上にのぼった、トヨタ自動車の張富士夫社長(左)と、ダイハツ工業の山田隆哉社長

発表会の会場で並んで壇上にのぼった、トヨタ自動車の張富士夫社長(左)と、ダイハツ工業の山田隆哉社長



ニューモデル、「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」デビュー!の画像



ニューモデル、「トヨタ・パッソ」「ダイハツ・ブーン」デビュー!の画像

1リッター直3「1KR-FE型」エンジン

1リッター直3「1KR-FE型」エンジン

「ダイハツ・ブーン」

「ダイハツ・ブーン」

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

パッソの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • トヨタ・ヴィッツ1.3F(FF/CVT)【試乗記】 2014.6.12 試乗記 デビュー4年目を迎えた「トヨタ・ヴィッツ」が大幅にマイナーチェンジ。刷新された1.3リッターエンジンや25.0km/リッターの低燃費ばかりが注目を集めているが、それ以外にも見落とせない進化のポイントがあった。
  • トヨタ86 GT“リミテッド”(FR/6MT)【試乗記】 2016.10.25 試乗記 「スポーツカーとしてのさらなる深化」をキーワードに、2016年夏にマイナーチェンジを受けた「トヨタ86」。従来モデルとの違いを確かめるとともに、FRのスポーツカーをマニュアルトランスミッションで楽しめる幸せをかみしめた。
  • トヨタ・ヴィッツRS“G's・スマートパッケージ”(FF/5MT)【試乗記】 2014.7.1 試乗記 マイナーチェンジされた「トヨタ・ヴィッツ」の中で、ひときわ異彩を放つスポーティーモデル「ヴィッツRS“G's”」。こだわりの専用パーツやチューニングで磨いたという、走りの質をリポートする。
  • シトロエン、「C4ピカソ」にディーゼルモデルを投入 2016.11.21 自動車ニュース プジョー・シトロエン・ジャポンは2016年11月21日、「シトロエンC4ピカソ」と「シトロエン・グランドC4ピカソ」に、一部内外装と装備の変更や、ディーゼルエンジン「BlueHDi」搭載モデルの追加などのマイナーチェンジを実施した。
  • ホンダ・フリード+ ハイブリッドEX(FF/7AT)【試乗記】 2016.11.24 試乗記 ホンダの小型ミニバン「フリード」シリーズが2代目にモデルチェンジ。ハイブリッドシステムの刷新と新プラットフォームの採用により、その走りはどう変わったのか? 2列シート車の「フリード+」に試乗し、進化のほどを確かめた。
ホームへ戻る