Fニッポン第3戦、ロッテラーが初優勝を飾る

2004.06.07 自動車ニュース
 

Fニッポン第3戦、ロッテラーが初優勝を飾る

2004年6月5日、栃木県・ツインリンクもてぎで開催された全日本選手権フォーミュラニッポンの第3戦。決勝直前に雨が降り始め、その後まもなく雨が止むという不安定な天気となったが、そのなかで、3番手スタートのアンドレ・ロッテラーがドライコンディションでの速さを味方にし、フォーミュラニッポン初優勝を果たした。
2位は井出有治、3位にルーキーの片岡龍也というトップ3だった。

 

■ライアン、予選1回目のタイムでポールポジション獲得

夏の陽気のような好天に恵まれた土曜予選。予想以上に気温が上昇したため、午後からの予選2回目では、タイミングを見計らってニュータイヤでアタックを行うも、大半のドライバーが自己ベストタイム更新に至らず。結果、予選1回目の序盤に前戦ウィナーのリチャード・ライアンがマークした1分37秒128がポールポジションタイムとなり、脇阪寿一がもう一方のフロントローを獲得。ロッテラーと本山哲が、予選3、4番手につけた。

■移り気な天気に翻弄された決勝レース

梅雨前線の北上に影響を受け、日曜日の朝はうす曇の天気。湿った空気が流れ、蒸し暑い天気だったが、正午すぎから天気が次第に悪化。決勝前の前座レースが始まると、雨雲が一面に広がり、上空から雨粒が落ち始めた。

直前に強くなった雨足に、全車レインタイヤを装着して55周にわたるレースがスタートした。
予選4位の本山がトップ2台の間を割って入り、ライアンとのサイド・バイ・サイドを制してトップで1コーナーへ。
だが、2コーナーではライアンが前。オープニングラップはライアン、本山、脇阪のオーダーとなったが、勢いに乗る本山は2周目の1コーナーでイン側のラインを取り、ライアンと並走。勢い余ったライアンは痛恨のコースアウト。これで、本山が後続との差をつけながら周回を重ねることになる。

レースは8周目を終え、まず片岡龍也がピットイン。雨は止み、路面も乾き始めていたことからスリックタイヤを選択、コースへと復帰した。この動きを見て他車も追従。10周をすぎると続々とマシンがピットに戻り、タイヤ交換、給油を行った。

トップ本山はこの動きから遅れ、14周目にピットイン。すでにライバル勢がスリックタイヤでペースアップしていたこともあり、4番手でのコース復帰に甘んじた。これでトップに立ったのは、ロッテラー。真っ先にタイヤ交換をした片岡が2位へと浮上、井出有治が3番手につけたまま、レースは32周目を迎えた。

 

■セーフティカーの導入、再スタートが生んだ逆転劇

32周目、最終コーナーを走行中の立川祐路が単独スピン、エンジンストールし、マシンがコース真ん中でストップした。マシン撤収のため、33周目から3周にわたり、セーフティカーが導入。レースが再開された37周目、井出はストレートエンドで片岡を追い抜き逆転。単独でトップのロッテラーを追う。

一方、片岡は、後方の本山やブノア・トレルイエがペースアップしたことで、3台による3位争いへと巻き込まれる。52周目には、トレルイエが絶妙なタイミングと果敢な攻めで本山を逆転、この勢いのまま片岡に迫ったが、逆転までには至らず。
結局、ロッテラーが労せずして初優勝。参戦2年目、通算13戦目であげた初勝利となった。2位には井出。3位の片岡も今季初参戦のルーキー、と若手選手の活躍が目立つ一戦となった。

■ロッテラー、ポイントランキングで首位

3戦を終え、2位、4位、1位とポイントを稼いでいるロッテラーが19点で首位。2戦連続2位の井出が12点で2位、1勝ずつあげている小暮卓史とライアンが10点で3位に並ぶ。

次戦は今年2回目の鈴鹿。決勝日は7月4日だ。

(文=島村元子)

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