【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

2004.06.04 自動車ニュース
 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

2004年5月23日、日産の栃木工場にて、日本ではまだ発売されていない新型SUV「ムラーノ」の特別試乗会が行われた。
2002年12月に北米デビュー、わが国では04年秋に発売が予定されているムラーノ。興味あり!と試乗会参加に手をあげた一般の方々にまじって、『webCG』取材班が一足先にニューモデルに迫った!!

【スペック】
ムラーノSE 4WD(北米仕様):全長×全幅×全高=4765×1880×1690mm/ホイールベース=2825mm/車重=1794kg/駆動方式=4WD/3.5リッターV6 DOHC24バルブ(245ps/5800rpm、34.4kgm/4400rpm)

「ムラーノ」というネーミングは、開発責任者の名前から……ではもちろんなく、イタリアはベネチア沖に浮かぶベネチアンガラスの産地、ムラーノ島から。デザインと技術の最先端をいくムラーノガラスのスピリットを反映したモデル、という意味。
 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

■かなりレアなイベント

2003年の「第37回東京モーターショー」や、日産銀座ギャラリーなどでは既にお披露目されている「ムラーノ」。セダン並のドライバビリティと乗り心地、高いロードクリアランスによるオフロード走破性、高級感あるインテリアなどを特徴とする“クロスオーバー”モデルが、北米での先行販売を経て、この秋、いよいよ日本に上陸する。

「MURANO First Drive in Japan」と題された今回のイベントは、抽選で選ばれたムラーノに興味ある15組30名に北米モデルを試してもらい、日産スタッフと感想や意見交換を行うというもの。「次の愛車に……」などと考えている参加者にとっては、未発売モデルに乗れる貴重な機会、また日産スタッフにとっては、潜在顧客の声を聞き、それを製品に反映できるチャンスなのだ。なお、日産スタッフの方いわく、「日本未発表モデルに一般の方が試乗するのは初めて」。かなりのレアなイベントである。



 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

■装備満載の豪華仕様

試乗車は、北米仕様のトップグレード「SE」(4WD)。レザー内装、VDCやTCS、タイヤ空気圧モニターのセットオプション「ダイナミック・コントロール・パッケージ」などを装着する、装備満載の豪華仕様だ。かの地の仕様のため、もちろん左ハンドルである。

ジマンの走りを味わってもらうための配慮だろう、テストコースは、公道を想定したワインディング路、高速周回路、滑りやすい低ミュー路の3種類が設定された。ハンドリングや乗り心地、動力性能はもちろん、SUVならではのヨンク性能、アンチスピンデバイスたるVDCの威力などを体感できるというわけだ。

参加者に混じって、『webCG』リポーターも同じメニューを体験。ムラーノのチョイ乗りインプレッションと、参加者へのインタビューをお送りする。



 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

■ジャーナリスト顔負け!?

ムラーノについては、モーターショーや専用ホームページ「ムラーノファンクラブ」などでその姿は公開されていたので、ご存知の方もいるだろう。
滑らかなラインと絞り込まれたキャビンが特徴のエクステリア。18インチタイヤやボリューム感あるボディがSUVらしさを醸しだす一方、威圧感はさほどなかった。



 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

インテリアには、高級車のような厚めのシートや、運転席からの死角をカバーする「サイドブラインドモニター」「バックモニター」などを装備。試乗車はゴージャスなフルレザー仕様だった。シートポジションはSUVにしては意外なほど低く、誰でもラクに乗り降りできそうな高さ。「ウチの『テラノ』に付いてるハンドグリップがないわねぇ……」という声が聞こえたが、乗降性に不満はなさそうだった。
それにしても、かなり細かいトコロにチェックを入れる、参加者の方々の真剣さには頭が下がる。内外装はもちろん、シートポジションやリアシートの広さ、荷室形状や吸排気系の取りまわし、エンジンカバーのデザインに至るまで、実に様々なポイントに目を配っていた。ジャーナリスト顔負けである。


高速周回路では、試乗に加えてテストドライバーの同乗走行も体験。非日常的な速度に、参加者は大喜びだった。
 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

■日産らしいスポーティ

各コースを試乗してみて、ムラーノの性能に不満は感じなかった。“高級感”を意識し過ぎてフワフワした乗り心地となったSUVが多いなか、ムラーノの走りはシャキっとしたスポーティ系。ヨンクになってリアデフを装着しているせいだろうか、「『ティアナ』よりピッチングがすくない気がしますね……」とつぶやくリポーターの後ろで、日産の方がしきりにメモを取っていた。お客さんに負けず、日産の方も真剣である。



 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

3.5リッターV6エンジンが搾り出す太いトルクは、ご想像の通り。高出力ユニットに対応できる、日産独自のベルト式無段変速機「エクストロニックCVT」による加速はスムーズ至極である。
これだけでも十分スポーティといえるが、それにも増してスポーティさを感じたのは、低ミュー路でだった。
スピンやアンダーステアを防止するVDC(ESPなどと同じ)は、一般的に、クルマがキケンな状態になるとスロットルを絞って失速させる仕組みだが、しかしムラーノの場合、ハンドルを切ったとたん速度が落ちるようなことはなく、アクセルオンやブレーキを使ってクルマの向きを積極的に変えられる。つまりドライバーの意志にまかされる部分が多いのだ。日産らしいスポーティ、ということの表れだと思う。



 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

■高いレベルの要求にも前向きに……

参加者のムラーノに対する感想や、日産スタッフが聞いた参加者の声をインタビューしてみた。
日産車に乗り続け、いまは「ステージア」を所有するご夫婦は、「1880mmのボディサイズを感じさせないデザイン。ワゴンとしての使い勝手もよさそう」
「トヨタ・ハリアー」にお乗りの男性は「エクステリアは、なかなかイイと思います」


参加者とスタッフが一緒に昼食。リポーターは、堅い雰囲気になるんじゃないかと心配したが、どのテーブルも話がはずんでいた。
 
【Movie】日産の新SUV「ムラーノ」を一足先に体験!

一方、目の肥えたお客さんだけに、「メーターまわりのデザインが日産の他モデルと同じ。なんとかして欲しい」「ドアの閉まる音がちょっと……」「ボディカラーや内装色のバリエーションを豊富に」など、要求レベルも高かった。
しかし、スタッフは前向きに受け止めている。その詳細をお伝えするインタビューを、ムービーで掲載したので、あわせてご覧いただきたい。

ということで、いろんな意味で中身の濃かった今回のイベント。ファンの意見を反映したムラーノの日本デビューが、楽しみである。

(webCGオオサワ)


日産自動車カスタマーエンジニアリング部 商品グループの堀江浩史主担
 
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【ムラーノの“いい意味での驚き”とは?】



 
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【ムラーノ、バンクを走る!】

【イベント概要】


(撮影/編集=カネヨシ)

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