JGTC第2戦SUGO、スープラ/セリカが優勝

2004.05.24 自動車ニュース

JGTC第2戦SUGO、スープラ/セリカが優勝

全日本GT選手権(JGTC)第2戦の決勝レースが、2004年5月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。
レースウィークを通じて霧や雨という不安定な天気が続き、決勝でも目まぐるしく変化するコンディションに翻弄されるマシンが続出。波乱含みのレースを制したのは、予選2位からスタートしたNo.38 auセルモスープラ(立川祐路/荒聖治組)。終盤、雨が強くなるなか、冷静な走りに徹し、今シーズン初勝利を掴んだ。

またGT300クラスでは、安定した速さを見せていたトップが終盤にスピン、その直後で着実な走りで周回を重ねてきたNo.19ウェッズスポーツセリカ(青木孝行/谷口信輝組)が逆転優勝を果たした。

■スープラ善戦、Zは苦戦

決勝スタート時のコンディションは霧がかかった曇天模様。まずフォーメーションラップで、開幕戦のウィナーであるNo.1ザナヴィニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)が駆動系のトラブルによりスローダウン。そのままコース上にマシンを止め、闘いを前に戦列を去った。

オープニングラップをトップで戻ってきたのは、No.25 ECLIPSE ADVANスープラ(織戸学/ドミニク・シュワガー組)。低い路面温度になかなかタイヤが温まらないポールポジションのNo.6エッソウルトラフロースープラ(脇阪寿一/飯田章組)をはじめとする後続のマシンを大きく引き離す。だが、No.25の快走を許していたNo.6も、徐々にペースアップ。16周目の馬の背コーナーでNo.25を逆転、トップに立つと後続との差を開いていく。

さらにその後方では、2番手スタートから4位へと後退していたNo.38も接近戦をかわしながらポジションアップ。序盤こそNo.6の独走を許していたが、レース中盤を過ぎた43周目には、タイム差を0.947秒まで詰める。

ここでトップのNo.6が44周を終えてルーティンワークのピットイン。No.38もその翌周にピットへと滑り込む。ピットクルーはNo.6を上回る好タイムでドライバーを送り出すことに成功。No.38がNo.6の前でコースに復帰した。その後、2台は攻防戦を展開。53周目の最終コーナーでNo.38をとらえたNo.6が、メインストレートでサイド・バイ・サイドに持ち込み、1コーナーで逆転。再びトップの座を奪取する。

しかし、56周目、No.6は前方にいたGT300のマシンと接触。これを尻目にNo.38がトップに浮上し、No.25、No.37DYNACITYトムススープラと、トップ3をスープラが独占する。

その後、天候が変化し、雨が落ち始めたため、各マシンともレインタイヤ装着に次々とピットイン。ポジションが慌しく入れ替わったが、上位3台は依然としてスリックタイヤでの走行を続行。ライバルの動きをけん制しながら、周回を重ねていく。

だが、このなかからまずNo.37がレインタイヤへスイッチ。さらにトップNo.38もピットに戻り、タイヤを交換。スリックのままコースに残ったNo.25が一時トップに返り咲いたが、降り止まぬ雨での走行は厳しく、ほどなくしてNo.38の逆転を許した。しかしながら、3番手とのタイム差を十分に確保し、2位でフィニッシュ。No.37がこれに続き、第2戦の表彰台はスープラが独占する結果となった。

■M-TECを追い詰めたセリカに勝利

GT300クラスでは、予選で新車投入のNo.7雨宮アスパラドリンクRX-7(山路慎一/井入宏之組)が劇的な逆転ポールポジションを獲得。優勝に期待がかかったが、決勝では、スピードに定評のあるNo.16 M-TEC(山野哲也/八木宏之組)が序盤でクラストップに立ち、さらにNo.63 LEYJUNダンロップ320R(OSAMU/吉本大樹組)もがNo.7をパス。その勢いのままトップへ喰らいつき、一時はクラストップにつける活躍を見せた。

ルーティンワークが終わると、徐々にポジションが落ち着きはじめ、No.16をトップに、以下、No.19、No.17エスペリアKoseiセリカ(長島正興/松永まさひろ組)らが続いた。

GT500クラスと異なり、上位陣が雨が降り出すなかでもレインタイヤへの交換を行わず、慎重に周回を重ねての攻防戦を展開。そのなかで、後続車を大きく引き離していたトップNo.16だが、終盤に入り、痛恨のスピン。No.19に先行された上、さらに最終ラップでもコースアウト。これで大きくポジションを下げ、表彰台に上がるチャンスを失った。

終始手堅い走りに徹したNo.19は今シーズン初優勝。2位には初表彰台となったNo.17 エスペリアKoseiセリカ、3位にはNo.11 JIM RodeoDriveアドバンF360(松田秀士/菅一乗組)が入った。

(文=島村元子/写真=草皆茂則)

JGTC第2戦SUGO、スープラ/セリカが優勝の画像

GT500クラスの表彰台。トップに立つウィナーのNo.38 auセルモスープラ(立川祐路/荒聖治組)、2位 No.25 ECLIPSE ADVAN スープラ(織戸 学/ドミニク・シュワガー組)、3位 No.37 DYNACITY トムス スープラ(ジェームズ・コートニー/片岡龍也組)。

GT500クラスの表彰台。トップに立つウィナーのNo.38 auセルモスープラ(立川祐路/荒聖治組)、2位 No.25 ECLIPSE ADVAN スープラ(織戸 学/ドミニク・シュワガー組)、3位 No.37 DYNACITY トムス スープラ(ジェームズ・コートニー/片岡龍也組)。

No.19ウェッズスポーツセリカ(青木孝行/谷口信輝組)がGT300クラスを制した。

No.19ウェッズスポーツセリカ(青木孝行/谷口信輝組)がGT300クラスを制した。

GT300クラスのポディウム。1位No.19ウェッズスポーツセリカ(青木孝行/谷口信輝組)、2位No.17エスペリア Kosei セリカ(長島正興/松永まさひろ組)、3位No.11JIM RodeoDrive アドバンF360(松田秀士/菅一乗組)というオーダーだった。

GT300クラスのポディウム。1位No.19ウェッズスポーツセリカ(青木孝行/谷口信輝組)、2位No.17エスペリア Kosei セリカ(長島正興/松永まさひろ組)、3位No.11JIM RodeoDrive アドバンF360(松田秀士/菅一乗組)というオーダーだった。

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