VWの新型「ゴルフ」発表会、「半年で1万台を売る!」

2004.05.15 自動車ニュース
 

VWの新型「ゴルフ」発表会、「半年で1万台を売る!」

2004年5月14日、東京・新木場のイベントスペース「STUDIO COAST」にて開かれた、新型「ゴルフ」の発表イベントは、ゴルフとクラブミュージック、そしてダンスパフォーマンスの共演……と、VWゴルフの“質実剛健”なイメージとは正反対の(?)様相。その模様と新型のポイント、マーケティングについてリポートする。


フォルクスワーゲンAGのシュテファン・ユング テクニカルプロダクトマネージャー。開発スタートから32ヶ月、各国の仕様設定までかかわったという。
「ゴルフのようなクルマのモデルチェンジは冒険だが、このたび皆様に紹介できることを、とても嬉しく思います」
 

■“ダイナミック&エモーショナル”

1974年5月に初代が誕生してから累計2300万台、日本では50万台以上を売り上げたという、フォルクスワーゲンの代名詞「ゴルフ」。5代目にあたる新型が、日本で正式発表された。
本邦初とはいえ、海外試乗会や、同じプラットフォームを使う「アウディA3」「ゴルフトゥーラン」などは導入済みで、いずれもハードウェアの評判は高い。「6世代目に相当するという声もきこえるほど……」とは、フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)広報部の小島誠氏。かなりの自信がうかがえる。


フォルクスワーゲングループジャパンの梅野勉代表取締役。「トゥアレグ」に代表されるVWのブランド変革が「着実に浸透してきた」と述べ、ニューゴルフをブランド変革の原点と位置付ける。若々しさをアピールする新型オーナーの平均年齢は、従来より約10歳若い、30代中心と想定する。
 

SUV「トゥアレグ」が代表的だが、VWは“エモーショナル”や“スポーティ”をキーに、ブランド変革を推進中。新型ゴルフのアピールポイントも“ダイナミック&エモーショナル”。ということで、クラブスペースが会場に選ばれたのだろう。


厳粛(おおげさか?)な雰囲気の会場が、いきなりレイブパーティに……。
 

■つくりは手堅い

従来の「質実剛健」「安全」「快適」「便利」といったイメージはそのまま、各所をリファイン。フォルクスワーゲンAGのシュテファン・ユング テクニカルプロダクトマネージャーが語った開発目標はシンプルだった。「このクラスで最高のクルマをつくる」。わかりやすい。
ユング氏の詳細な説明から、新型ゴルフのポイントを列挙してみる。

・ボディサイズはスペースの最適化、人間工学的に最適なシートポジションから決定。パッケージ全体をシステマチックに再配置
・インテリアは高品質な素材を使用。樹脂パーツの多くには表面処理を施し、品質向上を図った
・「EU4」排ガス規制のクリア、燃費と高出力を両立する直噴「FSI」、6段ATの採用

などなど。かなりロジカルで手堅い。


臨時席が設けられるほどの来場者からも、注目度の高さがうかがえる。
自動車業界関係者も数多く来場。某日本車メーカー広報氏「クルマの写真が撮れなくて……」。
某インポーター広報スタッフに印象を聞くと、「カッコイイですねぇ」って、競合他車ですよ!!
 

■戦略的プライス

グレード構成は、発表時のニュースで紹介した4種類。1.6リッターモデル「E」グレードは、輸入車エントリーユーザーを視野に入れた「戦略的価格の240万4500円」(VGJ梅野勉代表取締役)に設定した。量販グレードは2リッターの「GLi」(278万2500円)と「GT」(299万2500円)。“スポーティ&プレミアム”は、レザー内装、温度センサーも独立したデュアルゾーンエアコンなどを装備する「GTレザーパッケージ」(328万6500円)である。



 

1994年以降、日本でのモデル別輸入車販売ナンバー1をキープし続けるゴルフ。「インポートカーのリーダーとして、強力なベンチマークになると確信」(VGJ梅野勉代表)し、04年6月から年末までに1万台を売ってトップを狙う。

自動車業界的にはビッグニュースとあって、国産、輸入車メーカー各社の関係者が多く来場した発表会。会場は緊張した雰囲気だったが、突然クラブミュージックとダンスパフォーマンスがスタート。にぎやかなパーティに様変わりし、リポーターはちょっとあっけにとられた。

(webCGオオサワ)

フォルクスワーゲングループジャパン:
http://www.volkswagen.co.jp/

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