F1、大改革へ向けて一歩前進

2004.05.07 自動車ニュース

F1、大改革へ向けて一歩前進

F1チーム首脳と、国際自動車連盟(FIA)マックス・モズレー会長との会合が、2004年5月4日にモナコで行われた。4月22日にFIAより発表された大規模な改革案に、チーム側は、一部保留を残すものの大筋で合意した。

2007年末に期限切れとなるF1の“憲法”「コンコルド協定」の更新を前に、FIAが打ち出した大胆な改革案は、コスト削減、エンターテイメント性向上、ドライバーズエイド廃止などを狙ったものだった。

モナコに集まったチーム代表らは、大筋でFIA案を了承。コスト50%カットなど著しく影響が及ぶエンジン部分は、今週末のスペインGPからエンジンメーカー側とさらなる折衝を重ね、既存3リッターV10ベースでいくか、FIA案の2.4リッターV8へ移行するかなど、2006年からの変更を目処に話を詰めるという。
またFIAがコントロールするスタンダードECUは2008年からの導入を検討。実現すれば、事実上トラクションコントロールといったドライバーズエイドはなくなる。

さらに、厳しいテスト制限、タイヤサプライヤーの単一化、スリックタイヤの復活、ブレーキパーツの共通化など、提案された数々のアイディアは、好意的にチームに受け入れられたようだ。

なお、現在GP参戦中の欧州自動車メーカー5社(BMW、ダイムラークライスラー、フィアット、フォード、ルノー)による新シリーズ立ち上げは、見送られる可能性が高くなった。これはF1のコマーシャル面を牛耳るバーニー・エクレストンが、メーカー側が組織するGPWCの要望(分配金のアップ)を受け入れたことによると伝えられる。

(webCG 有吉)

【関連リンク】
FIA、2008年以降のF1ルール改正案を発表:
http://www.webcg.net/WEBCG/news/000015147.html
F1分裂の危機、再び!?:
http://www.webcg.net/WEBCG/news/000015152.html

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。