2004年のルマン24時間は「25時間生中継」

2004.04.20 自動車ニュース

2004年のルマン24時間は「25時間生中継」

2004年6月12〜13日に行われる第72回ルマン24時間レースに参戦する日系3チームと、今年から放映を担当するスカイパーフェクト・コミュニケーションズらが、2004年4月19日、都内で合同発表会を開いた。


左から、「アウディスポーツ・ジャパン・チームゴウ」の郷和道監督、「ADVAN KONDO Racing」の近藤真彦監督、そして「チョロQレーシングチーム」の渦尻栄治監督。

■3監督が顔を揃えて

会場に登場したのは、「アウディスポーツ・ジャパン・チームゴウ」の郷和道監督、「ADVAN KONDO Racing」の近藤真彦監督、そして「チョロQレーシングチーム」の渦尻栄治監督の3人だ。

フォーリングスのチームとしてすっかりお馴染みとなったチームゴウは、LMP900クラスの改良版「アウディR8」に、トム・クリステンセン、リナルド・カペッロの“黄金コンビ”と、荒聖治を乗せる。

8度目のルマン挑戦を前に、郷監督は、「今年はパッケージもよく、いい成績が残せるはず。マシンは開発を継続しており、信頼性も増している」とコメント。トラブルに見舞われ、惜しくも表彰台の手前、4位でゴールした昨年の雪辱を晴らすべく、静かな闘志を燃やしていた。
「ドライバー3人はドライビングスタイルも似ているし、特に荒とトムは速い上に燃費がよく、理想的なスポーツカードライバーだ。カペッロは目立たないがいい仕事をしてくれる」とドライバーを評価した。


今年は監督業に専念する“マッチ”こと近藤真彦。「監督としてやるべき仕事がいっぱいあることだし、今年は乗らないほうがいいと思った。でも機会があればまたドライブしたいですね」

ADVAN KONDO Racingとしては2度目のルマン参戦。近藤監督は、ステアリングホイールを加藤寛規、道上龍、下田隼也に託し、自らは監督業に専念することとなった。
「国内レースでも走っていませんが、引退ではありません(笑)」と話す近藤監督。「司令塔としてチームを管理できる“いい環境”にある。でも郷さんには、『ドライバーは寝られるけど、監督は24時間起きていないといけないから大変だよ』と言われました(笑)」

マシンは昨年同様、LMP900の「童夢S101」シャシーに無限エンジンを組み合わせたもの。トラブル続きで13位完走という結果だった2003年を振り返り、「去年はボコボコにやられて帰ってきた。今年はシャシー、エンジン、そしてタイヤを改良したし、特に去年壊れた駆動系を見直しました」(近藤監督)。

最後は、チョロQレーシングチームの出番。もちろんマシンはチョロQではなく、LM-GTクラスの「ポルシェ911 GT3 RSR」で、黒澤治樹、西澤和之、織戸学がドライブする。監督として初参戦する渦尻栄治氏は、「1年目は完走を目指しデータを集めたい。ライバルはポルシェもそうだが、最近はフェラーリも速くなってきている」と語った。


番組のナビゲーターを務める赤坂康彦。「スタジオも24時間の戦いになるが、楽しみながらやりたい」

■「世界で3番目」の全生中継

今回の発表会のもうひとつのニュースが、テレビ放映が、テレビ朝日からスカイパーフェクTVとスポーツ・アイESPNに移行したこと。「スカパー」では、実に25時間もの生中継が行われる。

フランス西部自動車クラブ(ACO)からオファーを受けたスポーツ・アイESPNが、加入者数360万人を有するスカパーに話をもちかけて実現。「ACOによると世界で3番目の24時間生中継」(株式会社スポーツ・アイ・ネットワークの園田義忠社長)、もちろん日本では始めての試みだ。

スカパーのCh.180パーフェクトチョイス(ペイパーヴューで視聴料金は2100円)ではレース前後を含めた25時間、ESPNではスタートなど注目の時間帯を8時間ピックアップして放送。ナビゲーターは赤坂康彦、コメンテーターにピストン西沢ら4名、そしてゲストとして高橋国光、関谷正徳、本山哲、服部尚貴、現地リポーターにヒロミと、豪華な顔ぶれを揃える。

またレース前には、関連番組をオンエア。6月上旬はルマンづくしの構成をとる。

(webCG 有吉)

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