「カブリオレ&クーペ・サロン」、パリで開かれる(その3)

2004.04.16 自動車ニュース

「カブリオレ&クーペ・サロン」、パリで開かれる(その3)

2004年4月2日から4日にかけて、フランスはパリのポルト・ド・ヴェルサイユにて、第15回「カブリオレ&クーペ・サロン(Salon du Cabiolet & du Coupe)」が開催された。パリ在住の野口友莉がリポートする。

■フランスの新メーカー「PGO」

今回の「カブリオレ&クーペ・サロン」で特に新鮮な空気を放っていたのが、「PGO Automobile」のブース。日本ではほとんど知られていないが、南仏ガール県に拠点を置く新しいメーカーである。

2人の兄弟のイニシャルに因んだPGO(PIERRE GERARD OGANISATION)は、1960年代のレプリカ車を製造・販売するため、1980年に設立。新しいオーナーを迎え入れた1998年に、ようやく半量産化へ動き出し、その後、同じく60年代のカブリオ・レプリカを手掛けていたベルギーの企業「APAL」と組みながら、徐々に軌道に乗せてきた。

初代となる「PGOクラシック」は年間50台を製造。新しいモデル「スピードスターII」はヨーロッパで公認を取得。現在は国内で15ヶ所、スペインやイタリア、ベルギーなどでも取扱店があるなど、いまやフランスのコンストラクターとして4番目の位置までついている。

“アンチ・ネオ”というコンセプトのもとつくられた、2シーターのカブリオレ「スピードスターII」は注目の1台だ。エンジンは「プジョー106 S16」の138ps直4 16バルブを搭載。トランスミッションはマニュアル5段、全長×全幅×全高=3846×1675×1200mm、ホイールベース=1200mm、車重=930kg、ホイール=16インチ205/45(オプションで17インチ205/40も可)というスペック。パフォーマンスは、最高時速=215?/h、7秒以下で100?/hに達するという。

価格は2万9800ユーロ(約390万円)から。オプションも豊富だ。緩やかな曲線ラインで包まれたボディは懐かしさのなかに新しさを感じさせる、洗練された印象を受ける。また、同モデルをパワーアップさせた177ps「セヴァンヌ180」が初登場。フランスでは年内発売予定だ。

従業員は、現在の93名から2005年までに倍の200名まで増える見込みという、今後の動向が注目されるメーカーだ。

(文と写真=野口友莉)

 
「カブリオレ&クーペ・サロン」、パリで開かれる(その3)の画像

「PGOスピードスターII」
 

	「PGOスピードスターII」
	 

「PGOセヴァンヌ180」
 

	「PGOセヴァンヌ180」
	 

ジュネーブでデビューを飾った「MG Xパワー SV」のバージョンアップ版「XパワーSV-R」。その隣には、33台のみ製造された1934年の「K3」が。
 

	ジュネーブでデビューを飾った「MG Xパワー SV」のバージョンアップ版「XパワーSV-R」。その隣には、33台のみ製造された1934年の「K3」が。
	 

フランスのシャトネ社は免許不要ながら公道走行OKの小型車を製造販売。ロードスターの「スピーディノ」を展示。
 

	フランスのシャトネ社は免許不要ながら公道走行OKの小型車を製造販売。ロードスターの「スピーディノ」を展示。
	 

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