第118回:コージのNYショー報告(その3)トヨタさん、やっぱ先行ってます

2004.04.15 エッセイ

第118回:コージのNYショー報告(その3)トヨタさん、やっぱ先行ってます

■これが次期「アルテッツア」

大胆、マンガから飛び出たような、ややアニメチックなフォルムになった新型「ホンダ・レジェンド」に、マッチョかつエレガントな正統派路線の新型「日産セドグロ」。
一方、大トヨタ様はどーなっているのか? ますます先行っちゃった感じあります。
というのもね、「セルシオ」にせよ「ハリアー」にせよ、すでに成功してるわけじゃない。もはや「次」狙ってるって感じあるんだよね。ホメすぎかもしれないけど。

というのも、今回出した「レクサスLF−C」がスゴい。LF、つまり「レクサス・フューチャー」を示すスポーツクーペのコンセプトは、上記2台に比べて非現実感バリバリなんだけど、なんと「次期型アルテッツァ」を示唆してるというのだ。サイズはここまでデカくならないと思うけど、現行アルテッツァに比べ、かなりアグレッシブ。大きなマスがナナメに傾いて、3つ重なってるような独特のデザインで相当にスポーティ。「これが次のアルテッツァかぁ」という感じあり。

あとね、なぜアルテッツァなのにクーペかっつーと、「BMW3シリーズ」みたいにセダン、クーペ、ワゴンって派生車種をつくることを考えてるんだって。それだけでもかなりの規模になるし、そのハードトップルーフにしろ、自動でクーペ、オープンはもちろん、タルガトップにもなるという優れもの。ある意味、「メルセデスベンツSL」や「プジョー206CC」を超えた「ハイテク・ファッション・ルーフ」だ。
もひとつ言うと、V8エンジン搭載も考えてんだって。つくづくスキのないメニュー。やっぱ凄いよ、トヨタ様は。

(文と写真=小沢コージ/2004年4月)

ハリボテかと思いきや、走ってショー壇上に登場。もはや絵に描いたモチじゃありません!
ハリボテかと思いきや、走ってショー壇上に登場。もはや絵に描いたモチじゃありません!

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リトラクタブルルーフを備え、クーペ&オープン、タルガトップに変身できる。
リトラクタブルルーフを備え、クーペ&オープン、タルガトップに変身できる。

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』