BMWのニューモデル「1シリーズ」公表される

2004.03.24 自動車ニュース

BMWのニューモデル「1シリーズ」公表される

独BMWは、2004年3月23日、新型コンパクトカー「1シリーズ」の概要を発表した。間もなく価格を発表、9月のパリサロンでお披露目し、販売は秋頃を予定する。日本への導入などは明らかにされていない。

■コンパクトカーでも「駆けぬける歓び」

いわゆるプレミアム・コンパクト市場に投入される「1シリーズ」は、「3シリーズ」のセダンより24cm短い4.23mの全長をもつ5ドアハッチバック。330〜1150リッターのカーゴスペースによる実用性、FR(フロントエンジン、リアドライブ)がもたらす「駆けぬける歓び」、高い安全性能、高品質な装備品などをセリングポイントとする。生産は、ドイツのレーゲンスブルク工場で行われる。

スタイリングは、前を見ればお馴染み「キドニーグリル」を付けた“ビーエム(3シリーズ)顔”、Cピラーが円弧を描くリアビューはかつての「Mクーペ」「Z3クーペ」を思い出させる。FRレイアウトによる理想的な前後荷重配分(50:50)、高いボディ剛性、空気抵抗係数0.29のエアロダイナミクスがジマンだ。

パワーソースは、「EU4排出ガス基準」に適合した4気筒エンジンを当面4種類用意。「116i」(115ps、15.3kgm)と「120i」(150ps、20.4kgm)はガソリンエンジン、「118d」(122ps、28.6kgm)と「120d」(163ps、34.7kgm)は太いトルクを誇るディーゼルエンジンを搭載する。トランスミッションは6段マニュアル(116iでは5段)を中心に、オプションで6段オートマチックを設定する。

パフォーマンスは、0-100km/h加速7.9秒、最高速度220km/hを誇る(いずれも120d)。

エンジンはスタートボタンを押して始動。旗艦「7シリーズ」から採用した「iDrive」コンセプトの操作系をはじめ、キーレスエントリーシステム、「Bluetooth」のモバイルインターフェイス、バックレストの幅を調整できるスポーツシート、車両前後の障害物を警告音で知らせる「パーク・ディスタンス・コントロール」(いわゆるソナー)などを盛り込む。

セーフティ面では、「ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)」「ダイナミック・ブレーキ・コントロール(DBC)」「エレクトロニック・ディファレンシャル・ロック」などを標準搭載。全席にエアバッグを装備するなどし、「ユーロNCAP衝突安全試験」で5つ星を獲得したとBMWは胸を張る。

同郷フォルクスワーゲングループの「ゴルフ」やアウディ「A3」らと覇を競うことになるだろう1シリーズ。BMWは、ターゲットを「すでに市販されている他のコンパクト・カーの実用的な側面を評価しつつも、駆けぬける歓びや個性に関する高い要求を満たしてくれるようなクルマを今まで見つけることができなかった方々」(プレスリリース)に据え、同市場でシェア拡大を目論む。

(webCG 有吉)

 
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