フェルナンデス、チャンプカーから離脱

2004.03.16 自動車ニュース

フェルナンデス、チャンプカーから離脱

メキシコでのチャンプカー人気の立役者であるドライバー兼チームオーナー、エイドリアン・フェルナンデスが、チャンプカーを離れ、ライバルのIRLインディカーシリーズへ転向することが、2004年3月11日に明らかになった。
新興会社OWRS(オープン・ホイール・レーシング・シリーズ)のもと再出発を図っていたチャンプカーにとっては大きな痛手となる。

フェルナンデスは、1993年、チャンプカーの前身、CARTシリーズにデビュー。2000年10月に自身のチーム「フェルナンデス・レーシング」を立ち上げ、翌年からオーナー兼務のドライバーとして参戦を始めた。これまでの同シリーズでの戦績は、1998、99年のツインリンクもてぎでの連勝を含む通算8勝、ポールポジション4回、表彰台登頂21回。地元メキシコでのチャンプカー人気の火付け役として、問題山積のチャンプカーに一筋の光明を示してきた。

2003年、元F1ドライバーの鈴木亜久里と「スーパー・アグリ・フェルナンデス・レーシング」を結成し、共同オーナーとしてIRLインディカーシリーズに出場。今年は松浦孝亮が同チームのドライバーを務めている。
フェルナンデスは、第2戦、3月21日のフェニックスから、今度はドライバーとして全戦オーヴァルシリーズに打って出ることになる。

「(チャンプカーに対する)自信が持てなくなり、(IRLへ)移籍をしなければならなかった。私のキャリアを築いてきたシリーズだし、チャンプカーを愛しているから、難しい決断だった」、フェルナンデスは移籍の理由と心情をこう語った。

これにより痛手をこうむるチャンプカー側は、「エイドリアン・フェルナンデスのチャンプカー“引退”はとても残念だ。エイドリアンはシリーズのトップコンテンダーとして、またメキシコでの人気者としてありつづけてくれた。彼のこれからのレースでの幸運を祈る」というステイメントを発表した。

一部報道では、チーム・レイホールのボビー・レイホールもチャンプカー離脱、インディカーシリーズ移籍を考えているといわれる。先頃、2004年シーズンのレーススケジュールを発表したばかりのチャンプカー。18台をミニマム・エントリー数が確保できるか、予断を許さない状況だ。

(webCG 有吉)

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