トヨタ、ジュネーブショーに欧州向け新型「カローラ・ヴァーソ」など出展

2004.03.04 自動車ニュース
 

トヨタ、ジュネーブショーに欧州向け新型「カローラ・ヴァーソ」など出展

トヨタ自動車は、2004年3月4日〜14日にスイスはジュネーブで開催される「第74回ジュネーブモーターショー」に、2004年5月から欧州で発売する予定の新型MPV(マルチパーパスビークル)「カローラ・ヴァーソ」(日本名:スパシオ)などを出展する。



 

「カローラ・ヴァーソ」はファミリーをターゲットにする、7人乗りのMPV。日本における「カローラ スパシオ」である。先代ヴァーソは2列シート版のみが販売されていたが、新型は3列7人乗りで登場した。2004年3月から、トルコ国内の車両生産会社「Toyota Motor Manufacturing Turkey(TTMT)」で生産を開始するという。

エクステリアデザインは、国際コンペを経てED⊃2(Toyota Europe Design Development)の案を採用した。フロントのバンパーとグリルを一体化、フードを可能なかぎり後退。下部はSUVを意識した重量感と堅牢感、上部は曲線ルーフと三角形のクオーターウインドウなどで、躍動感を与えた。

インテリアの特徴は、広さと多様性。フロントシートの高さ調節幅は52mm、運転席とハンドルの調整により、身長151cm〜199cmの人が快適に乗車できるという。
後席は、セカンドシートに大人3人が快適に座れることや、32通りのシートアレンジがジマンだ。5つのリアシートすべてがフルフラットになる「フルフラットシステム」を採用し、シートを取り外さずに、完全にフラットなラゲッジスペースを実現する。取り外しシートの採用が多い欧州車に対する、ミニバン天国のニッポンらしい提案か。

エンジンは、1.6リッターと1.8リッターのガソリンと、2リッターディーゼル。ディーゼルエンジンは、「アベンシス」などが積む新しいユニットで、最大トルクが従来の21.9kgmから28.6kgmに向上した。
1.8リッターに2ペダル式5段MTを採用したことも、欧州向けらしい配慮といえるだろう。レバー操作でシフトするマニュアルモードに加え、オートマチックモード、「Es」と呼ばれるシフトチェンジの早いオートモードを搭載した。

かの地では当然のことだが、車両安定システムVSCをはじめ、ABSとTRC、ブレーキアシストは、全車に標準装備。ちなみに日本仕様は、ABSとブレーキアシストは標準だが、VSCとTRCはオプションでも設定されない。

このほか、トヨタは参考出品として「MTRC(Motor Triathlon Race Car)」「Fine-N」などのコンセプトカーや、「プリウス」のカットボディを出展。高級ブランドのレクサスブースには、欧州市場への導入が予定される高級ハイブリッドSUV「RX400h」(ハリアー)と、高級スポーツセダンの新型「GS」を展示する。

上記発表とあわせて、トヨタは、欧州の研究・開発体制拡充のため、ベルギー・ブラッセル近郊のザベンタム市内にある「Toyota Motor Engineering & Manufacturing Europe」内に、今後5年間で7500万ユーロ(1ユーロ=135円換算で約100億円)を投資することを発表した。設計・評価のための新棟を建設し、200人の新規雇用を行う計画だという。

(webCG カワデ)

トヨタ自動車「ジュネーブショー紹介ページ」:
http://www.toyota.co.jp/jp/event/auto_shows/2004/geneva/

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