マゼラーティ「クワトロポルテ」、ニューモデル販売開始

2004.02.25 自動車ニュース
 

マゼラーティ「クワトロポルテ」、ニューモデル販売開始

コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドは、マゼラーティの4ドアサルーン「クワトロポルテ」のニューモデルの価格を、2004年2月24日に発表した。デリバリー開始は2004年5月の予定。価格は1280.0万円で、年間200台の販売を目指す。



 

■5代目登場

イタリア語で「4枚ドア」を意味する「クワトロポルテ」は、イタリアの名門マゼラーティのフラッグシップモデル。1963年にデビューした初代から数えて5代目となる新型は、2003年のフランクフルトショーで発表、直後の東京モーターショーにも目玉として展示された。

ニュー・クワトロポルテのデザインを手がけたのは、カロッツェリア・ピニンファリーナ。過去にピニンファリーナがマゼラーティを手がけた例は少ないが、マゼラーティがフェラーリ社傘下となって以来、ピニンファリーナとの関係は深まりつつある。近年では、ジウジアーロがデザインした「クーペ」や「スパイダー」のモディファイを、ピニンファリーナが行っている。


2002年に開催された「フェラーリ&マセラティ展」に展示された、「マゼラーティA6GCS ベルリネッタ ピニンファリーナ」。1953から54年にかけて、わずか4台が生産された。
 

新型のエクステリアは、先代クワトロポルテの直線基調から、曲面を多用したボリューム感あるデザインとなった。初代クワトロポルテを彷彿とさせる、四角いヘッドランプと突き出たグリルのフロントマスクなど、マゼラーティのデザインアイコンもちりばめられる。ボディサイズは、全長×全幅×全高=5052×1895×1438mm、ホイールベースは3064mm。メルセデスベンツ「Sクラス」(S500:5045×1855×1445mm/2965mm)やBMW「7シリーズ」(735i:5029×1902×1492mm/2990mm)に匹敵する、堂々たる体躯の持ち主だ。



 

インテリアは、レザーやウッドなどの高級素材を使った豪奢なもの。センターパネル上部には、伝統の時計も配される。インテリアバリエーションは豊富で、ウッドパネルが3種類、レザーシートは10種類から選択可能。全15色のボディーカラーやオプションと組み合わせれば、オーナーの好みに応じてコーディネートできる。



 

■0-100km/h=5.2秒

エンジンは、クーペやスパイダーに搭載される、バンク角90度の4.2リッターV8DOHC32バルブを改良したもの。46.0kgm/4500rpmの最大トルクは同じだが、最高出力は10ps高められ、400ps/7000rpmを発生する。

トランスミッションは、「マゼラーティデュオセレクト」と呼ばれる、パドルシフトの6段シーケンシャル。基本的なメカニズムは、フェラーリ「F1トランスミッション」、マゼラーティ「カンビオコルサ」と同じだが、エンジンスタート時にオートマチックモードが自動選択される、サルーンにふさわしい設定となる。オートマチックシフトモードは、「ノーマル」「スポーツ」「ローグリップ」の3種類。ステアリングホイール裏のパドルでシフトする、マニュアルモードが備わるのはいうまでもない。



 

ギアボックスを後軸に配置する「トランスアクスル方式」を採用したこともトピック。これにより、前47:後53の理想的な重量配分を実現したという。車重1860kgと巨体ながら動力性能は高く、静止状態から100km/hまで5.2秒、最高速度は275km/hに達するという。

サスペンションは、前後ダブルウィッシュボーン式。電子制御でダンパーの減衰力を調整し、ボディをフラットに保つ「スカイフックサスペンション」を装備する。ブレンボ製のブレーキはABSとEBDを備え、フロントが4ポッド+330×32mm、リアは2ポッド+316×28mmのベンチレーテッドディスクとなる。



 

ラクシャリーサルーンらしく、装備品は豪華。前後シートヒーターやナビゲーションシステム、オートライトにクルーズコントロール、温度調節可能のコンパートメントボックスなど、快適装備が不足することはない。安全装備として、合計6つのエアバッグ、アンチスリップレギュレーション「ASR」などが搭載される。

(webCGオオサワ)

マゼラーティ(伊):
http://www.maserati.it/

コーンズモーター:
http://www.cornesmotor.com/

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