【Movie】VWのコンパクトミニバン「ゴルフ・トゥーラン」発表!

2004.02.17 自動車ニュース
 
【Movie】VWのコンパクトミニバン「ゴルフ・トゥーラン」発表!

【Movie】VWのコンパクトミニバン「ゴルフ・トゥーラン」発表!

フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は、3列シート7人乗りのコンパクトミニバン「ゴルフ・トゥーラン」を、2004年2月16日に発表した。販売開始は、同年4月6日から。


【写真上】「トゥーラン」とVGJの梅野勉社長
【写真下】「トゥーラン」のインパネ
 
【Movie】VWのコンパクトミニバン「ゴルフ・トゥーラン」発表!

■VW、新たな市場へ

2003年のジュネーブショーでお披露目された、VWのニューモデル「ゴルフ・トゥーラン」が、約1年を経て日本で発表された。わが国には秋頃やってくるという新しい「ゴルフ(V)」をベースにつくられた、3列シート7人乗りのコンパクトミニバンである。

VWは、2003年に発表した「トゥアレグ」で、同社初の“高級SUVカテゴリー”に参入。本国では、高級サルーン「フェートン」をリリースするなど、ブランドの高級化、フルラインメーカーへの転身を図っている。
トゥーランは、VWにとっての新境地であり、日本で人気を博しているミニバン市場を開拓する、非常に重要なモデルといえる。
VGJの梅野勉社長は、「日本のミニバン市場は、巨大かつ成熟している」と述べる一方、「輸入プレミアム・ミニバン市場は小さく、大きなビジネスチャンスがあると確信する」と、新型車のポテンシャルに自信をのぞかせた。


ボディカラーはやや地味で、ブラックとシルバー系2色に、ブルー系2色を加えた全5色。内装色は、「アンスラサイト」と呼ばれるグレーのみ。
 
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日本市場では、1.6リッターと2リッターの直噴「FSI」を搭載する2モデルをラインナップ。いずれも、ティプトロニック付き6段ATを搭載する右ハンドル仕様車である。価格は、1.6リッターの「E」が259.0万円、2リッター「GLi」は299.0万円となる。

販売目標を年間3600台に設定するトゥーラン。本国にはない「ゴルフ」のプリフィックスを名前につけるあたり、これまで築き上げたゴルフのイメージを利用して、「ゴルフよりちょっと大きめが欲しかった」という顧客を引きつけるのが狙いと思われる。


1.6リッターはファミリーカーらしく、ノーマル形状のコンフォートシート。2リッターは、サイドサポートのついたスポーツシートを装着する。
 
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■衝突試験で5つ星

ボディサイズは、全長×全幅×全高=4390×1795×1660mm、ホイールベースは2675mm。輸入車における3列7人乗りの“先輩”である「プジョー307SW」比で、30mm短く、35mm幅広く、75mm背が高い。また現行「ゴルフワゴンEグレード」(4400×1735×1490mm/2515mm)と較べても、全長はトゥーランの方が短い。ちなみに“国産代表”、トヨタのヒット作「ウィッシュGグレード」比では、160mmショート、100mmワイドで、背はプラス70mmだ。

トゥーランの開発において、VWがもっとも重視したというのはボディだ。のべ70mにおよぶレーザー溶接や、高張力鋼板を用いて、剛性アップや安全性を確保。ユーロNCAPの衝突試験で、最高の5つ星を獲得した高い安全性がジマンだ。



 
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3列シートを備えるインテリアでは、2シーターから7シーターまでアレンジできるシートレイアウトがポイント、なのは言わずもがな。セカンドシートは、ダブルフォールディングに加え、取り外すことも可能。左右をスライドして取り付ければ、ベンチシートにもキャプテンシートにもなる。左右分割式のサードシートを、ヘッドレストを取り外して格納すると、荷室とフラットな床面をつくることができる。荷室容量は、7名乗車時は121リッターとやや心許ないが、5名乗車では600リッターまで拡大。2列目も取り外せば、1913リッターになるという。


2リッター「FSI」エンジン
 
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■燃費ジマンのFSI

エンジンは、「ゴルフV」やその姉妹車「アウディA3」などと同じ、1.6リッターと2リッターの直4DOHC。いずれもVWが力を入れる直噴「FSI」技術を採用した。1.6リッターが、116ps/5800rpmと15.8kgm/4000rpmのアウトプット。2リッターは、150ps/6000rpmの最高出力と、20.4kgm/3500rpmの最大トルクを発生する。
負荷、回転数が低い領域で希薄燃焼を行うことで効率を上げ、燃費を向上させるFSI。気になる燃費は、1.6リッターが12.2km/リッター、2リッターは10.2km/リッター(10・15モード)である。可変バルブタイミングや、可変吸気マニフォルド、走行状況に最適な燃料噴射制御などにより、高出力と低燃費を実現。高温高圧で燃焼するため直噴エンジンの弱点とされていた窒素酸化物は、NOx吸蔵触媒などによって対応したという。

トランスミッションは、2リッター以下クラスでは珍しいティプトロニック付き6段AT。Dレンジに加え、レバー操作でのマニュアルシフトも可能。スポーティなシフトプログラム「S」モードも備える。多段化により、実用域をクロースさせてキビキビ感を、5速より上をオーバードライブとして、高速性能と燃費に配慮した。



 
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サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット、リアは4リンクと、ゴルフVの形式を踏襲。車重が1.6リッターで1530kg、2リッターは1600kgと重いため、ブレーキは制動力を考慮して、フロントがベンチレーテッドディスク、リアはソリッドディスクとした。タイヤサイズは、いずれも205/55R16サイズを履く。

装備品は、グレードによって若干ことなるが、フルオートエアコン(1.6はセミオート)やオーディオなど、快適装備はいずれも標準。安全装備はアクティブ、パッシブとも充実しており、ESPやEBD付きABS、フロント/サイド/カーテン・エアバッグ、アクティブヘッドレストなどが備わる。

(webCGオオサワ)

フォルクスワーゲン:
http://www.volkswagen.co.jp/



 
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【トゥーラン発表!】



(撮影、編集=カネヨシ)

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