オペルのミニ・ミニバン「メリーバ」発表

2004.02.13 自動車ニュース

オペルのミニ・ミニバン「メリーバ」発表

日本ゼネラルモーターズは、オペルのコンパクトミニバン「メリーバ」を、2004年2月12日に発表した。販売開始は3月6日から。


ボディ色「マグマレッド」のメリーバ

■「スポーツ・フレキシブル・ミニバン」

オペル「メリーバ」は、小型モデル「ヴィータ」(本国名:コルサ)をベースに、日本風でいう5ナンバーサイズのボディを載せた“小さなミニバン”。全長4040mmとコンパクトながら、2630mmのロングホイールベースとワイドトレッドによりキャビンを広くとり、様々にアレンジできる2列シート5人乗りレイアウト「フレックス・スペース」コンセプトを盛り込んだ。これに、欧州で鍛えた走行性能をあわせ、「スポーツ・フレキシブル・ミニバン」を標榜する。

2003年春に欧州でリリースされて以来、03年末までに約11万5000台を販売し、クラストップとなる26.89%(2位はフォード「フュージョン」の26.3%)のシェアを獲得。その勢いをかって、強豪ひしめく日本においてもブリッツマークの拡販を狙いたい。

日本に導入されるのは、1.6リッターと2ペダル・シーケンシャル5段MT「イージートロニック」搭載のモノグレード。右ハンドルのみの設定で、価格は218.0万円だ。




■多彩なシートアレンジ

ヴィータのプラットフォームをベースにつくられたメリーバのボディサイズは、“5ナンバー枠”に収まる、全長×全幅×全高=4040×1695×1625mm。ホイールベースは140mm延長し2630mm。トレッドは前30mm、後55mm拡げ、安定性を確保した。ブリッツマークを中央に配したフロントグリルや、大型ヘッドランプが、「ベクトラ」以降の新しいオペルファミリーであることを主張する。

インテリアデザインは、シルバーをアクセントに使うオペルらしいもの。特徴は、後席のユニークなシートアレンジにより、多彩な使い方を実現した「フレックス・スペース」コンセプトにある。


写真は4人乗りの状態。中央のボックスが、ワンタッチで取り外しできる「トラベルアシスタント」

リアシートは、前後に130mmスライド。5名乗車時の3人がけから、中央を折り畳んで収納し2人がけにすることも可能で、この場合、レッグスペースは最大200mm拡げられる。ショルダー&レッグルームは、“ミドルクラスセダン並”だという。いずれの状態でも、前後スライドに加えリクライニング機構、また前席シートバック裏のテーブル、CDやドリンクを収納できる取り外し可能な「トラベルアシスタント」(リア)などで、高い快適性の実現を謳う。

一方、ワゴンとしての使い勝手にも考慮。通常の荷室容量は、330〜560リッター。リアシートは4:2:4分割可倒式で、シートバックを前に倒した後、全体を下へ押し下げると、荷室床面と面一になる。助手席のシートバックを倒せば、最大2005リッター、2400mmの長尺物が積めるラゲッジスペースが出現する。




■豊富な装備

エンジンは、1.6リッター直4DOHC16バルブ。100ps/6000rpmの最高出力と、15.3kgm/3600rpmの最大トルクを発生し、前輪を駆動する。トランスミッションは、電子制御クラッチによる2ペダル5MT「イージートロニック」で、完全自動のATモードと、レバーの前後操作でシフトできるマニュアルモードが備わる。半クラッチでクリープ現象を再現し、トルコンATとほぼ同じ感覚で運転できる。加えて、流体クラッチの滑りがないぶん燃費も向上するというのがポイントだ。

モノグレードだけに、標準でも装備品は豊富。エアコンやMD付きオーディオ、前述の収納が備わるほか、合計6つのエアバッグなど安全装備も充実する。オプションで、前後席を明るくするデュアルガラスサンルーフ(14.0万円)や、DVDナビゲーションシステム(30.0万円)が用意される。

(webCGオオサワ/写真=清水健太)

オペル:
http://www.opel.co.jp/

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