三菱「ランサーエボリューションVIII MR」発売

2004.02.05 自動車ニュース
 

三菱「ランサーエボリューションVIII MR」発売

三菱自動車は、高性能スポーツセダン「ランサーエボリューションVIII」のエンジン性能を高めた、「ランサーエボリューションVIII MR」を発表。2004年2月13日に発売する。改良の目玉は、「GSR」と「RS」グレード、6MT仕様の最大トルク向上や、アルミルーフの採用による軽量化など。



 

■最大トルク40.8kgm

“ランエボ”こと「ランサーエボリューションVIII」が、パワートレインや足まわりを改良。「ランサーエボリューションVIII MR」の名で販売される。「MR」とは、「Mitsubishi Racing」の略で、初代「コルトギャランGTO」や「ランサー」「GTO」など高性能スポーツカーのトップモデルに命名してきた名称だ。
三菱自動車は、2004年のWRC(世界ラリー選手権)に「ランサーWRC04」で復活参戦するなど、モータースポーツ活動の再構築を行っている。「ランエボVIII MR」は、三菱モータースポーツの象徴的存在であると同時に、ホモロゲーションを取得次第、PWRC(プロダクションカー世界ラリー選手権)などの参戦車両として、売り込みたい考えだ。

トップグレードの「GSR」と、「RS」の6MT車は、中〜高速域を重視した出力特性を目指してエンジンを改良。ターボチャージャーのタービンノズル径の拡大や、「ウエストゲートソレノイド」を増設して、過給圧制御の最適化。ライバルたる「スバル・インプレッサWRX STI」の最大トルク40.2kgmを上まわる、40.8kgm/3500rpmを得た。
ランサーエボリューションの特徴である、4WDシステム「ACD+スーパーAYC」にも“進化”をみせる。従来のABS作動優先の制御ではなく、路面状況に応じた最適セッティングを実施。乾燥した舗装路などにおいて、ABSが作動していてもACDとAYCが効果的に働き、回頭性やトレース性能を高めたという。



 

ボディの軽量化も進めた。スチール製モノコックボディの国産車では初を謳う、アルミ製ルーフパネルを採用し、約4kg軽量したほか、ドア内部のインパクトバーをアルミ製(3.5kg軽量化)するなど、約10kgの軽量化を実現(GSRと、RSの5MT車)。各ピラーとルーフパネルの結合部を補強し、キャビン剛性アップも図った。
足まわりは、ロードホールディング向上を狙い、独ビルシュタイン社と共同開発の専用ショックアブソーバーを採用した。

一方、外観に大きな変更はなく、ヘッドランプとリヤコンビネーションランプのエクステンションを黒に、ヘッドランプ外側のプロジェクターレンズを青に塗装するなどして、精悍さを演出。インテリアは、全体をダークトーンでコーディネート。レカロ製フロントシートに、滑りにくいスエード調生地を採用するなど、若干の変更に抑えられた。

価格は以下の通り。かっこ内は、従来との価格比。

GSR(6MT):339.8万円(10.0万円高)
RS(6MT):327.5万円(11.5万円高)
(5MT):274.0万円(変更なし)

(webCG カワデ)

三菱自動車「ランサーエボリューションVIII MR」:
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/EVO/

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