ブリヂストン、2004年モータースポーツ計画を発表

2004.01.21 自動車ニュース

ブリヂストン、2004年モータースポーツ計画を発表

ブリヂストンは、2004年1月20日、今シーズンのモータースポーツサポート計画を発表した。F1を頂点に、底辺カテゴリーまで幅広い活動を行う。

■F1「一発の速さが課題」

ブリヂストンの4輪モータースポーツ活動の頂点にあるのがF1世界選手権だ。
1997年に参戦を始めて以来、7年間で116レースを戦い、79勝もの勝利を記録。ドライバーズ/コンストラクターズタイトルはそれぞれ6回ずつ獲得。おしもおされぬチャンピオンタイヤとなった。
しかし、フェラーリとともに17戦15勝した2002年から一転、昨2003年はライバル、ミシュランからの猛追を受け、タイトルこそ防衛したものの苦戦を強いられた。

2004年、BARホンダがミシュランへ鞍替えしたことで、ブリヂストン陣営はフェラーリ、ザウバー、ジョーダン、ミナルディと4チーム8台まで減少。タイトル獲得は、唯一のトップチーム、フェラーリ頼みであることは否めず、トップチームを複数擁するミシュランとの激しい開発競争に一抹の不安を残す。

3月に開幕戦を控え、現在精力的なテストを行っているBS陣営。進捗状況を訊ねられた、ブリヂストン・モータースポーツタイヤ開発部の浜島裕英部長は、「実はベストタイムでは、ライバルと比べると分が悪いと言わざるを得ません」と告白。その後で、「でもレースではコンペティティヴなタイヤを供給できます。これから一発の速さもあるタイヤというものをつくっていきます」と続けた。

タイトル防衛という重責を課されたチャンピオンタイヤ、ブリヂストン。3月7日のオーストラリアGPから始まる、全18戦の長いシーズンに向けて、鋭意開発を続けている。

■インディカーレース、今年も「もてぎ」で開催

もうひとつの国際格式シリーズ、IRLインディカーシリーズには、引き続き「ファイアストン」ブランドでレーシングタイヤを独占供給する。

2月29日の米フロリダでの開幕戦を皮切りに、10月17日に行われるテキサスでの最終戦まで全16戦。注目は、最大のイベント「インディアナポリス500」(5月30日決勝)と、唯一の米国外レースとして栃木県ツインリンクもてぎで開かれる第3戦「ブリヂストン・インディジャパン300マイル」(4月15〜17日)だ。

ツインリンクもてぎのオーヴァルを使ったレースは、CART時代を含めて今回で7回目。定番となりつつある国内唯一の“アメリカンレーシング”に、さらなる観客増が期待される。

■国内シリーズ、2輪にも力を入れる

全日本選手権では、マレーシアでの1戦を含むフォーミュラニッポン全9戦にタイヤを独占供給。いまや国内いちの人気を誇る全日本GT選手権では、トップチームのタイヤサプライヤーを務める。
加えて、ジムカーナ選手権、ダートトライアル選手権、ラリー選手権といったシリーズもカバー。頂点から底辺まで、モータースポーツを幅広くサポートする。

2輪においては、最高峰、ロードレース世界選手権のMotoGPに参戦。今年で3年目を迎えるこの活動は、F1での活躍と比べると戦績は思わしくないが、今シーズンは2つのワークスチームを含む3チーム5台にレーシングタイヤをサプライし、勝利に挑む。
全日本シリーズでは、ロードレース選手権、モトクロス選手権、AMAスーパークロス/ナショナルシリーズなどをサポートする。

(webCG 有吉)

ブリヂストン、2004年モータースポーツ計画を発表の画像

発表会会場には、F1ブリヂストン陣営の唯一のトップチーム、フェラーリのマシンが飾られた。

発表会会場には、F1ブリヂストン陣営の唯一のトップチーム、フェラーリのマシンが飾られた。

昨年ブリヂストンでチャンピオンとなったドライバーたちのトークセッションが行われた。

昨年ブリヂストンでチャンピオンとなったドライバーたちのトークセッションが行われた。

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