【デトロイトショー2004】アメリカンメーカー各社の“現実路線モデル”たち

2004.01.07 自動車ニュース
【デトロイトショー2004】アメリカンメーカー各社の“現実路線モデル”たち

【デトロイトショー2004】アメリカンメーカー各社の“現実路線モデル”たち

年初恒例の国際自動車ショー「デトロイトショー」ことNAIAS(North American International Auto Show)が、2004年1月4日のプレスデイで幕を開けた。webCGエグゼクティブディレクター、大川 悠が現地から報告する。


「ポンティアックG6」

【デトロイトショー2004】アメリカンメーカー各社の“現実路線モデル”たち

■欧州車と車台を共用するポンティアック

プレスデイ2日目、GM2度目のカンファレンスの主役は、「ポンティアックG6」だった。前日の「ソルスティス」や、直前のロスアンゼルス・ショーで登場した「GTO」などに見られるように、開発担当トップのボブ・ラッツは、ポンティアックをスポーツイメージで売るつもりである。


「ポンティアックG6」

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今回発表されたポンティアックG6は、ミドサイズのセダン。一見オーソドックスだが、ともかくスポーティであることが強調された。2.4リッター直4と3.5リッターV6を持つこれは、もとをただせば「イプシロン・アーキテクチュア」。ということは「オペル・ベクトラ」や「サーブ9-3」と、プラットフォームを共用するクルマである。このプラットフォームは素性がいいから、結構中身が濃いクルマだろう。


「リンカーン・アヴィエーター」

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■マツダと車台を共用するリンカーン

2日目、GMカンファレンスの直前に、リンカーン/マーキュリーの発表があった。興味深いのは、新しい「リンカーン・アヴィエーター・コンセプト」だ。
大型SUV「ナビゲーター」より小さなこのクルマは、新しいボディを纏ってクロスオーバー的なモデルになった。しかもそのプラットフォーム、フォードグループの新しいDプラットフォーム、つまり「マツダ・アテンザ」と同じだった。以前マツダに籍を置き、いまはアメリカでの商品企画のトップにあるフィル・マーティンスによれば、今後このプラットフォームで7種のモデルを出すという。


「リンカーン・マークXコンセプト」

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個人的に気に入ったのは、「リンカーン・マークXコンセプト」。ここ2年程、リンカーン・マークのコンセプトカーを出しているが、今回はオープンモデルである。フォードの伝統に則って、リトラクタブルルーフと呼ぶべきか。1960年代初期、コンチネンタルのイメージを現代的に解釈したクルマである。


シートがフロア下に収まり、まさにフルフラットと化す、クライスラーグループのミニバン。

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■ミニバンにかけるクライスラー

2日目午後一番に行われたクライスラーのカンファレンスの目玉は、前日のように派手なものではなく、商売がかかったミニバンのニューモデルだった。「クライスラー・タウン&カントリー」と「ダッヂ・キャラバン」がそれだ。
このクルマの見所はシートアレンジメント。このジャンルでは3列シートをいかにレイアウトしたり、畳んだりするのが勝負のしどころである。さすがはミニバンの老舗で、言葉では語りにくいけれど、非常に巧妙に2、3列を畳み、広大なフラットフロアを実現させていた。

(webCG大川悠)

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