【デトロイトショー2004】ドイツ頼み!? ダイムラークライスラー

2004.01.06 自動車ニュース
【デトロイトショー2004】ドイツ頼み!? ダイムラークライスラー

【デトロイトショー2004】ドイツ頼み!? ダイムラークライスラー

年初恒例の国際自動車ショー「デトロイトショー」ことNAIAS(North American International Auto Show)が、2004年1月4日のプレスデイで幕を開けた。webCGエグゼクティブディレクター、大川 悠が現地から報告する。


「クライスラー ME 4-12」

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■比較的静かなデトロイト

デトロイトショー、正式には「North American International Auto Show」(NAIAS)のプレスデイは、2004年1月4日、恒例のコボ・ホールでオープンした。
前日、デトロイト空港に降りたって驚いたのはその暖かさ。到着の機内アナウンスで摂氏12度と放送があったときは、聞き違いだろうと思っていたが、外に出ると東京並みに暖かい。伝説(?)の1999年の大雪騒動(数十年ぶりの寒波でアメリカ東部がマヒ状態になった)とは正反対だった。


AMGが手がけた、クライスラー4-12のパワーユニット

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それでも翌朝、ショー会場に向かう頃には温度も低下し始め、午後には雪も舞いだした。一方、会場内は、例によって熱気に溢れていた---と常套句を使いたいのだが、実はそうでもなかった。いつもよりも何故かプレスがすくなく、プレスデイも1日短縮された。別にアメリカが不景気だからというわけではなく、ここ数年すこしはしゃぎすぎた(ビッグスリーだけでなく、アメリカ輸出に頼っているヨーロッパや日本企業も)ことの反動、そしてテロを恐れてセキュリティが厳しくなり、プレスパスの発行が抑えられたためだろう。
ともかく、NAIAS初日の模様を、アメリカ車を中心にリポートする。


「ダッヂ・スリングショット」

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■メルセデスに頼り始めたクライスラー

いつものごとく、華々しいビッグスリーのコンセプトカーの発表はクライスラーから始まった。

まず人目を惹いたのは、「クライスラー ME 4-12(フォートゥエルブ)」。キャディラック・シエンに対抗するV12をミドシップに置いたスーパースポーツであり、あらゆる面でシエンへのむき出し意識に溢れているが、中身には、かなりメルセデスのテクノロジーが使われる。850psを発するAMGの6リッターV12は、7段のリカルド製ダブル・クラッチ・トランスミッションと組み合わされる。エクステリアは、クライスラーのデザインを率いる、トレバー・クリードの面目躍如というべきエモーショナルなルックスをもつ。




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同じように、ドイツの技術に頼っているのが「ダッヂ・スリングショット」なる小型スポーツカー。魅力的なスタイルをした小さなデタッチャブル・トップ付きクーペだが、中身は限りなくスマート・ロードスターに近く、ミドに3気筒ユニットを載せる。

ドイツ技術の導入を進めるクライスラーの別の話題は、ついにダッヂ・ブランドを、日本をはじめとする国際市場で販売することを決めたことだ。特に最近、ダッヂはスポーツイメージで売っているから、興味深い挑戦だろう。

(webCG 大川悠)

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