F1ウィリアムズBMWのニューマシン「FW26」発表

2004.01.06 自動車ニュース

F1ウィリアムズBMWのニューマシン「FW26」発表

F1チーム、ウィリアムズBMWのニューマシン「FW26」が、2004年1月5日、スペインのバレンシアでお披露目された。ラディカルなノーズをもつ新型で、宿敵フェラーリを迎え撃つ。


太い2本の“牙”がウィングを支えるフロントセクション。その斬新さは、1990年の「ティレル019」で採用された“コルセアウィング”を凌駕する!?

■“跳ね馬”を“牙”でしとめる

2003年シーズンを戦った「FW25」は、ロングホイールベースだった前作「FW24」から一転した極短ホイールベースのボディに、GP随一のパワフルユニットであるBMWエンジンを搭載。ファン・パブロ・モントーヤ、ラルフ・シューマッハーの手により計4勝する活躍をみせたものの、念願のタイトルは、ドライバーズ、コンストラクターズともフェラーリとミハエル・シューマッハーに奪われた。

打倒マラネロを誓い、チーフデザイナーのギャヴィン・フィッシャーを中心とした開発チームがまとめた新型「FW26」は、「革新的デザインを随所に取り入れたことが明らかにわかる」(フィッシャー)マシンだ。


ドライバーラインナップは、ラルフ・シューマッハー(左)、ファン・パブロ・モントーヤ(右)と変わらず。2005年にマクラーレンへ移籍することが決まっているモントーヤ。ヒューマンファクターの面で足を引っ張らなければいいが……。

もっとも特徴的なのはフロントセクションだ。短いノーズの先には、2本の“牙”で支えたフロントウィングが備わる。サスペンションの取り付け部分は、昨年のシングル・キールからツイン・キールに変更された。リアへ流れる空気を整流するのが目的であることは言うまでもない。
さらにサイドポッドも小型化され、大幅なエアロダイナミクスの向上が図られた。

エンジンは、BMW製の新型3リッターV10「P84」。2004年から施行されるエンジンのロングライフ化に対応しつつ、大型化、重量増を抑えたという。新しいギアボックス、ディファレンシャルと組み合わされる。

発表後にシェイクダウンを実施。3月7日の開幕戦オーストラリアGPまで、精力的にテストが行われるという。

(文=webCG 有吉/写真=BMW)

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