日産、燃料電池車のリース販売開始

2003.12.09 自動車ニュース

日産、燃料電池車のリース販売開始

日産自動車は、2003年12月8日、燃料電池車「エクストレイル(X-TRAIL)FCV」2003年モデルの国土交通大臣認定取得にあわせて、同車のリース販売を開始した。価格は未発表だが、車両価格が高価なため、官公庁などがリース対象になるとみられる。新モデルの走行性能は、ホンダ「FCVH」やトヨタ「FCX」など、先行するライバル車と較べても遜色なし。遅ればせながら、日産も燃料電池車という「次世代闘争」に本格参戦を始める。

リース販売される2003年モデルは、2002年12月に同大臣認定を取得した前モデルで公道走行実験を重ね、技術革新を進めた末に開発。走行性能を、前モデル比で格段に高めたという。
具体的には、高出力モーターの採用で、最高出力は前モデルの58kWから約85kWへと、約1.5倍に向上。これに伴い、最高速度も125km/hから145km/hへとアップした。さらに、運転効率に優れた燃料電池スタックと、パワー密度が高く冷却性を増した「コンパクトリチウムイオンバッテリー」を搭載。350気圧水素タンクのまま、航続距離を200kmから350kmへと伸ばした。
この結果、日産に先んじて2002年12月にリース販売を始めたトヨタ「FCHV」やホンダ「FCX」と比較しても、航続距離(トヨタ300km、ホンダ355km)、最高速度(トヨタ155km/h、ホンダ150km/h)ともに、ほぼ匹敵するレベルにまで到達した。

このほか、新モデルでは、燃料電池スタックを薄型ラミネート型セルに変更したため、室内のスペース効率も向上したという。

(webCG カワデ)

日産自動車:
http://www.nissan.co.jp/

 

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