【スペック】911カレラ4Sカブリオレ:全長×全幅×全高=4491×1852×1304mm/ホイールベース=2450mm/車重=1515kg/駆動方式=4WD/3.8リッター水平対向6DOHC24バルブ(400ps/7400rpm、44.9kgm/5600rpm)/燃費(NEDC)=10.0リッター/100km(MT)、9.2リッター/100km(PDK)(欧州仕様車)

ポルシェ911カレラ4シリーズ【海外試乗記】

シーンを選ばぬ安定性 2012.12.06 試乗記 ポルシェ911カレラ4シリーズ

「ポルシェ911」シリーズに四駆モデルの「カレラ4」が加わった。RR派を自認する筆者をうならせた(?)新型「911カレラ4」の走りをオーストリアからお届けする。

グラマラスな肢体

2012年11月初旬のオーストリア・グラーツ近郊はとても冷え込んでいて、山間部にはもう積雪が見られる状況だった。例年ならば、秋の終わりの気持ちの良い季節だそうだが、今年のヨーロッパは冬の訪れがいつになく早いのだ。しかし、そんなコンディションは今回ばかりは、むしろおあつらえ向きだったと言えるかもしれない。何しろ試乗したのはポルシェの新型「911カレラ4」と「911カレラ4S」だったのだから。

メカニズムに触れる前に、触れずにはおれないのがそのアピアランスだ。先代と同様、ワイド化されたボディーはリアセクションが44mm幅広になり、タイヤサイズも10mm増に。スーパースポーツ的な華やかさをたたえた「991」シリーズの肢体を、さらにグラマラスに演出している。
特に印象的なのはリアビュー。左右テールランプを結ぶストリップがワイド感を一層強調している。駆動方式より何より、ルックスで選ぶ人がいても、これなら全然不思議じゃない。

無論、中身だって十分にソソってくる。フルタイム4WDシステムは先代の後期型から使う電子制御式のPTM(ポルシェ・トラクション・マネジメント)の最新型。しかもカレラ4Sには、MT車にPTV(ポルシェ・トルク・ベクトリング)、PDK車にPTV Plusが搭載される。つまり前後だけでなく左右輪間の駆動力配分まで自在に制御できるわけだ。


ポルシェ911カレラ4シリーズ【海外試乗記】の画像
「カレラ4」シリーズには左右のテールライトを結ぶようにパーキングライトが備わる。
「カレラ4」シリーズには左右のテールライトを結ぶようにパーキングライトが備わる。
【スペック】911カレラ4カブリオレ:全長×全幅×全高=4491×1852×1300mm/ホイールベース=2450mm/車重=1500kg/駆動方式=4WD/3.4リッター水平対向6DOHC24バルブ(350ps/7400rpm、40.0kgm/5600rpm)/燃費(NEDC)=9.5リッター/100km(MT)、8.7リッター/100km(PDK)(欧州仕様車)
【スペック】911カレラ4カブリオレ:全長×全幅×全高=4491×1852×1300mm/ホイールベース=2450mm/車重=1500kg/駆動方式=4WD/3.4リッター水平対向6DOHC24バルブ(350ps/7400rpm、40.0kgm/5600rpm)/燃費(NEDC)=9.5リッター/100km(MT)、8.7リッター/100km(PDK)(欧州仕様車)
関連記事
  • ポルシェ718ケイマン(MR/6MT)【試乗記】 2016.12.19 試乗記 新開発の2リッター4気筒ターボエンジンを搭載する、ポルシェのスポーツカー「718ケイマン」。ワインディングロードや高速道路を走らせてみると、これまでの6気筒モデルとは違った走りのよさが見えてきた。
  • 第501回:あなたの愛車も文化遺産に!?
    ドイツでヒストリックカーに“モテ期”到来!
    2017.5.12 マッキナ あらモーダ! 「ポルシェ911カレラ2.7RS」が1億円!? ヒストリックカーの価格が高騰するドイツでは、良質な旧車を文化遺産として保護するためのシステムも存在する。今週は、そんな“Hナンバー”に関する話題をお届けしよう。
  • レクサスLC500“Lパッケージ”/LC500h“Lパッケージ”【試乗記】 2017.5.4 試乗記 “製品化を前提としない”はずだったコンセプトカーの発表から5年。ほとんどそのままの姿で登場し、世間を驚かせた「レクサスLC」がいよいよ日本の公道を走る。新開発のFRプラットフォームや10段AT、マルチステージハイブリッドなどの技術を満載した、新世代のラグジュアリークーペの出来栄えは?
  • ケータハム・セブン スプリント(FR/5MT)【試乗記】 2017.5.1 試乗記 「ロータス・セブン」の魅力を今日に伝える「ケータハム・セブン」に、“オリジナル・セブン”の誕生60周年を祝う限定モデル「セブン スプリント」が登場。クラシカルなデザインとプリミティブな走りがかなえる唯一無二の魅力に触れた。
  • フェラーリGTC4ルッソ(4WD/7AT)【試乗記】 2017.5.8 試乗記 ユニークなシューティングブレークボディーをまとう「フェラーリGTC4ルッソ」に試乗。6.3リッターV12エンジンが発する咆哮(ほうこう)に浴すれば、この異形のフェラーリが、正統派の系譜にあることがすぐに理解できるだろう。
  • ランボルギーニ・ウラカンRWDスパイダー(MR/7AT)【試乗記】 2017.4.27 試乗記 「ランボルギーニ・ウラカン スパイダー」の後輪駆動モデル「ウラカンRWDスパイダー」に試乗した。前輪の駆動機構を捨てたことによって生まれた軽快感を、風とたわむれながら味わうこと。それこそが、このクルマの醍醐味(だいごみ)と言えそうだ。
  • ニュルブルクリンクを走る新型「ホンダ・シビック タイプR」を写真で紹介 2017.4.24 画像・写真 ホンダが、ドイツ・ニュルブルクリンクの北コースで、新型「シビック タイプR」の走行テストを実施。FFモデルで最速となる7分43秒80のラップタイムを記録したと発表した。同コースを走るシビック タイプRの姿を写真で紹介する。
  • アバルト595コンペティツィオーネ(FF/5AT)【試乗記】 2017.4.26 試乗記 マイナーチェンジでデザインや装備が改められた、ホットハッチ「アバルト595コンペティツィオーネ」に試乗。「スポーツ性能を限界まで高めた」とうたわれる走りの質を、ワインディングロードで確かめた。
  • 今夏発売の「ホンダ・シビック タイプR」、ニュルでFF最速記録を更新 2017.4.24 自動車ニュース ホンダがニュルブルクリンク北コースで新型「シビック タイプR」の走行テストを実施。FFモデルで最速となる7分43秒80のラップタイムを記録したと発表した。新型シビック タイプRは2017年夏に発売される予定となっている。
  • 日産名車再生クラブが「スカイラインGTS-R」の再生に着手 2017.5.22 自動車ニュース 毎年、日産の歴史的名車をレストアしている日産名車再生クラブが、今年のレストア車である「1988年スカイラインGTS-R ETC(欧州ツーリングカー選手権)出場車」をメディアに公開した。作業開始は5月で、11月上旬の完成を目指すとしている。
ホームへ戻る