【東京モーターショー2003】スズキ「軽ナンバー1はコンパクトにこだわる」

2003.10.28 自動車ニュース
 

【東京モーターショー2003】スズキ「軽ナンバー1はコンパクトにこだわる」

2003年10月22日のプレスデイで幕を開けた「第37回東京モーターショー」。GMグループが集結した西ホールにブースを構える軽ナンバー1メーカーのスズキは、コンパクトカーの高い環境性能を活かしつつ、楽しさを追求したコンセプトモデル「CONCEPT-S2」(コンセプト・エスツー)、バイクのようなシティコミューター「S-RIDE」(エス・ライド)などを出品。さらに、GMと共同開発した燃料電池車を展示するなど、多彩な車種を揃えた。


「CONCEPT-S2」とスズキの津田紘社長
 

■2004年にリリース予定

プレゼンテーションを行ったスズキの津田紘社長は、燃費や排ガスなど環境性能におけるコンパクトカーの優位性を主張。小さなボディ、小排気量ながら、走りや利便性を追求する、軽自動車メーカーらしい方針を述べた。加えて、スズキブランドを表す新しいロゴマークを全車種に採用し、統一されたブランドイメージで商品を訴求すると語った。

「これからのスズキを代表するクルマ」として紹介されたのが、先のフランクフルトショーで発表された「CONCEPT-S2」。スズキは、世界ラリー選手権のサブカテゴリー「JWRC」に、「イグニス」(日本名スイフト)で参戦するなど、欧州でのブランド戦略に力を入れている。このCONCEPT-S2は、2002年のパリサロンで発表した「CONCEPT-S」の発展版で、ルーフを3分割した新開発「3分割回転格納式オープントップ」を頭に載せる。後席スペースを犠牲にすることなく、オープンエアが楽しめるのがジマンだ。プレスブリーフィングでは、CONCEPT-S2をベースにしたコンパクトカーが、2004年にリリース予定であることが明らかにされた。


「S-RIDE」
 

「2輪の楽しさと4輪の利便性」を謳う「S-RIDE」は、バイクメーカーならではのタンデムシートをもつシティコミューター。次期「ジムニー」を彷彿とさせる「LANDBREEZE」(ランドブリーズ)は、ハイブリッドシステムを搭載した軽クロカンモデル。「自然と親しむ4×4だからこそ環境に配慮」し、リサイクル可能な素材を多用したという。


「LANDBREEZE」
 

■水素のGM、パッケージングのスズキ

GMと共同開発したコンセプトモデルは、2台の燃料電池車。いずれも、水素エネルギーに力を入れるGMと、スズキの巧みなパッケージングという、2社の特徴を兼ね備える。

「モバイルテラス」は、燃料電池システムとモーターをユニット化した、GM「オートノミー」コンセプトを採用する、燃料電池車のコンセプトモデル。全長4mのボディながら、バイワイヤーによる自由度の高いレイアウトにより、ゆとりある空間を実現したという。

モバイルテラスよりグっと現実的なのが、「MRワゴン」をベースにする燃料電池車「MRワゴンFCV」。GMとの共同開発コンセプト「Covie」(コヴィー、2001年)などで開発した小型EVシステムと、GMの燃料電池スタックの組み合わせにより、4名乗車+荷室を実現した。2003年10月10日に国土交通省の認可を得て、いまは公道試験が行われているという。

(webCGオオサワ)

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