【東京モーターショー2003】マツダ「Zoom-Zoom to the future」

2003.10.24 自動車ニュース
 

【東京モーターショー2003】マツダ「Zoom-Zoom to the future」

2003年10月22日のプレスデイで幕を開けた「第37回東京モーターショー」。今回のマツダ・ブースのテーマは「Zoom-Zoom to the future─すべてのクルマに走りの楽しさを─」とか。つまり「子供の頃に感じた動くことへの感動」をいつまでも忘れない人たちへ、「心ときめくドライビング体験」を提供していくことを目指す、というから期待したい。


【写真上】壇上に立つマツダ久々の日本人プレジデント、井巻久一代表取締役社長
【写真下】「息吹(いぶき)」
 

■これからが楽しみ

メインステージにはデビューしたばかりの「アクセラ」をはじめ、コンセプトカーの「息吹(いぶき)」および「楔(くさび)」が並ぶ。

ステルス機のような“楔”は、「ツインリフトハッチバック」のアイディアや「デミオ」ベースのメカニズム部分はともかく、まさかこの姿で市販されることはあり得ないだろう純粋なショーカーと見るべきだろう。デザイン的には賛否両論あるところ。

次期「RX-7」はまだまだ現実のものとはなっていないが、3世代目「ロードスター」は、内部ではほぼかたまっているものと予想される。そのような時期に、「ロードスターの未来を示す姿」というふれこみで“息吹”を見ると、「えっ?」と思わざるを得ない。これもまたいくつかある選択肢のひとつを提示した、純粋なショーカーと受け取るべきだろう。


「楔(くさび)」
 

もうひとつのコンセプトカー「鷲羽(わしゅう)」は、未来のマルチパーパスビークルを提案する。姿形はともかくも、ステアリングバイワイヤーなどの新技術は、やがて市販車に活かされるものだろう。

参考出品車のなかでもっとも現実的なのは、「RENESIS水素ロータリーエンジン」搭載の「RX-8ハイドロジェンRE」。世界で唯一のマツダの技術で、以前から研究が続いているものだが、実走行テストが始まり、ショーで再び脚光を浴びることになる。高圧水素タンクとガソリンタンクを搭載したダブル・フューエルシステムを採用したことは、インフラが整備されるまでの間、もっとも有効な手段とされる。ロータリーエンジンはもともと、“水素化”しやすいといわれており、実用化は意外に早いかもしれない。加えてこの水素RX-8には、マツダのハイブリッドシステムや電気モーターアシスト式ターボチャージャーも組み込んであり、こちらも注目される。


「鷲羽(わしゅう)」
 

これらのほかに市販予定車として「ロードスター・ターボ」、「デミオe-4WD」(電動モーター式4WD)、新「トリビュート」(MZR2.3Lエンジン搭載)、「RX-8マツダスピードバージョン」なども展示。
この2年間で「アテンザ」、デミオ、RX-8、アクセラと新世代商品が出揃い、ロータリーが復活し新社長を得て、さあこれからが楽しみ。「がんばれマツダ!」である。

(webCG 菊池)


「RX-8ハイドロジェンRE」
 

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