【東京モーターショー2003】マゼラーティ「“4枚ドア”が日本上陸」

2003.10.23 自動車ニュース
 

【東京モーターショー2003】マゼラーティ「“4枚ドア”が日本上陸」

2003年9月に開催されたフランクフルトショーに続いて、ここ日本の東京モーターショーでもマゼラーティの新しい高級サルーン「クワトロポルテ」が披露された。4.2リッターV8を搭載。価格は、1200.0万円から1300.0万円が予定される。


「マゼラーティ・クワトロポルテ」
全長×全幅×全高=5052×1895×1438mm/ホイールベース=3064mm/車重=1930kg/駆動方式=FR/4.2リッターV8DOHC32バルブ(400ps/7000rpm、46.0kgm/4500rpm)
 

■2つの顔をもつトライデント

5mを超える堂々たる体躯をもつマゼラーティの新型サルーン「クワトロポルテ」が、わが国でもお披露目された。4.2リッターV8(400ps)を搭載、最高速度275km/hを標榜する。静止状態から100km/hまでは、わずか5.2秒しかかからない。
トランスミッションをリアデフ側に置く「トランスアクスル・レイアウト」を採用、前後重量バランスが「前:後=47:53」と良好なのもジマンだ。サスペンション形式は、4輪ダブルウィッシュボーン。



 

「大型ラクシャリーサルーンの復活」と紹介されたクワトロポルテは、「スポーティ」と「エレガント」、2つの顔をもつ。50年ぶりにマゼラーティ車のデザインを手がけたのは、ピニンファリーナ。随所に三つ又デザインの遺産をまぶしながら、「ダイナミックかつしなやかでエレガントなライン」でまとめあげた。
室内は、フルグレインレザーとウッドがふんだんに使われる。3種類のウッドパネル、10種類のレザーシート、15種類のボディカラーから、好みの1台をしつらえることが可能だ。ブース内には、色とりどりのサンプルレザーが下げられる。
フロントはもちろん、リアシートも電動で調整できる。リアのセンターコンソールには、冷蔵庫が備わる。ヨーロッパおよび日本での販売開始は来春、とアナウンスされた。


ロベルト・ロンキ コマーシャルディレクター・ヨーロッパ&R.O.W.
 

■フェラーリを持っているヒトは……

新しいクワトロポルテを日本に紹介したマゼラーティ社のコマーシャルディレクター、ロベルト・ロンキ氏に話をうかがうことができた。

−−日本では来春に発売ということですが、おいくらですか?
RR:1200から1300万円を予定しています。
−−フランクフルトショーでのデビュー以来、反響はいかがですか?
RR:予想以上に高い評価を受けています。来年のヨーロッパ販売分は、すでにソルドアウトです。
−−それはスゴイ! 何台くらいですか?
RR:2004年度は、全世界で2000台の販売を計画しています。欧州市場への割り当ては、その半分ほどでしょうか。



 

−−高い評価の原因は何でしょう?
RR:まずはデザインでしょう。伝統を活かしつつ、クリーンなラインでまとめられ……(フロントフェンダー後部のエアアウトレットを指差し、グリルを斜め前から眺める)
−−歴代のクワトロポルテのイメージが反映されている。
RR:そうです。たとえばフロントのエンブレムを外してしまっても、新しいクワトロポルテはまぎれもなくマゼラーティだとわかるでしょう。
−−わかります。
RR:ピニンファリーナはすばらしい仕事をしました。全長5mを超えるクルマなのに、それほど巨大に見えません。



 

−−ときにライバルは?
RR:メルセデスベンツSクラス、BMW7シリーズ、アウディA8、そしてジャガーです。
−−ライバルに対するクワトロポルテのアドバンテージは?
RR:スポーティとエレガンスを両立したことです。クワトロポルテは、ほかに較べるモノのないクルマです。
−−ご立腹しないでほしいのですが、クワトロポルテは“安い4シーター・フェラーリ”とみなされることはないでしょうか?
RR:ハハハ……、それはいい質問です。マゼラーティがフェラーリ傘下に入って以来、たしかにアイデンティティの模索が続いています。なにをもってマゼラーティたりえるのか、と。
実際、カンビオコルサ(F1ギアボックス)をはじめ、マゼラーティはフェラーリからの支援を受けています。特に技術面で。ただ、私個人としては、フェラーリの協力が得られる一番の恩恵は、顧客サービスの向上だと考えています。
考えてみてください。いままで、フェラーリのオーナーは、同時にメルセデスやBMWをもっていました……。
−−それを、クワトロポルテに替えてもらう、と。
RR:その通りです。
−−それはスバラシイ戦略ですね。
RR:そうでしょう!!

(webCGアオキ)

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