【東京モーターショー2003】アウディ「堅実に業績を伸ばすフォーリングス」

2003.10.22 自動車ニュース
 

【東京モーターショー2003】アウディ「堅実に業績を伸ばすフォーリングス」

2003年10月22日のプレスデイで幕を開けた「第37回東京モーターショー」。シュリンクする日本輸入車市場において、健闘しているジャーマンプレミアム「アウディ」の目玉は、フランクフルトショーでお披露目されたコンセプトスポーツ「ルマン・クワトロ」と、販売が始まったニューフラッグシップ「A8」である。



 

■10.8秒で200km/h超!

「プレミアムメーカーのなかでもっともスポーティ」と自らを紹介したインゴルシュタットのフォーリングスことアウディ。フランクフルトショーに続いて披露された「ルマン・クワトロ」は、同社の行き方を鮮明にアピールするコンセプトカーである。

ルマン24時間レースでの3連勝を実現した「アウディR8」の遺伝子を受け継ぐと謳われるルマン・クワトロ。ボディ構造は、アルミ押し出し材を組んだ「アウディ・スペースフレーム」を採る。ミドに縦置きされたバンク角90度の5リッターV10はツインターボで過給され、610ps/6800rpmの最高出力と、76.5kgmの最大トルクを1750から5800rpmにおいて発生する。駆動方式はもちろんクワトロ(4輪駆動)。停止から100km/hに至る時間は、僅か3.7秒! 10.8秒後には、200km/hの壁を破るという!! ルマン・クワトロを操るドライバーには、特別なウデとスペシャルな免許証が必要なようだ。


「ルマン・クワトロ」(上3枚)
 

■5年で2倍!

わが国におけるアウディは、平成大不況のなか伸び悩む他のジャーマンプレミアムメーカーを尻目に、着実に業績を伸ばしている。

壇上に立ったアウディジャパンのヨハン・ダ・ネイスン社長は、「アウディの成長ぶりを実績で判断してください」と胸を張る。1999年には6400台だったアウディ車の販売台数は、今年2003年度は1万3000台余を見込む。プレミアムメーカー内でのシェアは、5.6%から11%に伸びた。成功の要因として、魅力的なモデル群と、ディーラーネットワークの果敢なスクラッチ&ビルドを挙げた。新たに構築された専売ディーラー網は、現在の80店舗から、今年中にさらに4店舗増えるという。


「A8」
 

「日本においては、アウディは控えめにすぎるという評価がありました」と、ネイスン社長は振り返る。しかし、ルマン24時間レースにおける無敵ぶりをはじめ、モータースポーツでの活躍により、新しいイメージが確立しつつある、と楽観する。「アウディは、流行をつくっていく人たちの“アイコン(象徴)”となりつつあります」。
来2004年2月からデリバリーが始まるニューフラッグシップ「A8 4.2クワトロ」(999.0万円)については、「トップクラスの新しいベンチマークとなるでしょう」と自信を見せ、「販売台数は追いません。違いがわる人に」乗ってほしいと、言葉を結んだ。

(webCGアオキ)


アウディジャパンのヨハン・ダ・ネイスン社長
 

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