アウディ、新型「A8」を発表

2003.10.17 自動車ニュース
 

アウディ、新型「A8」を発表

アウディジャパンは、フラッグシップ「A8」のニューモデルを、2003年10月16日に発表した。販売開始は2004年2月から。



 

■お値段、990.0万円

アウディ「A8」は、1994年にデビューしたスポーティな大型サルーン。同社が得意とする、アルミスペースフレーム(ASF)を量産車として初採用した、プレミアムブランドのフラッグシップである。
2002年にフルモデルチェンジを受け、欧州ではすでに販売されていた新型A8が、2004年2月から日本にやってくる。

ニューA8は、アウディ自慢のASFがハイドロフォームなどを使った第3世代に進化。常時ダンピングをコントロールする「アダプティブ・エアサスペンション」を装着するなど、スポーツ性と乗り心地を両立したと謳われる。オーディオやエアコンなどを操作する「MMI」(マルチ・メディア・インターフェイス)を採用したことも新しい。

日本で販売されるのは、4.2リッターV8(335ps)を積む「A8 4.2 クワトロ」のみ。トランスミッションは6段ティプトロニックで、ハンドルは左右から選べる。価格は990.0万円。メルセデスベンツ「Sクラス」(840.0万円〜)、BMW「7シリーズ」(830.0万円〜)、ジャガー「XJシリーズ」(833.0万円〜)などがライバルだ。


発表会では、エクステリアデザイン責任者のダニー・ギャランド氏が、新型A8のデザインについて説明。プールに飛びこまんとする「スイマー」の姿から、ダイナミック&コンパクトなイメージを得たという。ホワイトボードの左上に描かれたのがそれ。
 

■高剛性&軽量ボディ

ボディサイズは、全長×全幅×全高=5051×1894×1444mm、ホイールベースは2944mm。先代と較べてひとまわり大きくなった。ハイドロフォームや結合部の強化などにより、剛性は約60%向上したという。一方、車重は40kg軽量化されて1780kg。BMW「735i」の1900kgより、100kg以上軽い。
エクステリアは、一見してアウディとわかるもの。キープコンセプトながら、長く、低いボディラインや、切りつめた前後オーバーハングによって、スポーティ性を強調した。


シフトレバー手前にあるのがMMI。
 

インテリアは、レザーシートやウッドパネルなどの高級素材を用いた、贅沢なつくり。サルーンとドライバーズカーの性格を兼ね備えるA8は、機能的に設計された運転席も自慢である。ステアリングホイールには、シフトパドルやオーディオなどのスイッチを配した。



 

インテリアの新機軸は、快適装備などを統合制御する「MMI」。BMWが7シリーズに初採用した「iDrive」のような、集中制御デバイスだ。iDriveはマウスのようなダイヤル1つで操作するが、MMIはダイヤルと数個のボタンで構成される。エアコンやナビゲーションなど、主な機能を8つのファンクションキーに割り当て、センターコンソール上部に備わる格納式MMIディスプレイに情報を表示。細かい設定はダイヤルと、そのまわりに配された4つのコントロールキーで行う。シンプルなインターフェイス、直感的な操作の実現が謳われる。


MMIに表示された、サスペンションモード選択のイメージ。ダイヤルを回してモードを選び、同じくダイヤルを押せば選択される。画面四隅に示された機能に、4つのコントロールキーが対応する。
 

■アクティブサスペンションを採用

エンジンは、4.2リッターV8 DOHC40バルブを搭載。高性能と低燃費の両立を目指して改良を施し、一体成型のクランクケースブロックや、可変インテークマニフォルドなどを採用。排気量は先代と同じだが、335ps/6500rpmの最高出力と43.8kgm/3500rpmの最大トルクは、先代より25psと2.0kgm高い。トランスミッションは、パドルシフト付きの6段ティプトロニックが組み合わされる。駆動方式はもちろんクワトロ(4WD)。スポーティをウリにするA8の動力性能は高く、0-100km/h加速は7.3秒、最高速度はリミッターが働く250km/hだ。



 

サスペンションは、フロントが4リンク、リアはトラペゾイダル(ダブルウィッシュボーン)。形式は先代譲りだが、常にダンピングを制御する「アダプティブエアサスペンション」の採用がニュースである。いわゆるアクティブサスペンションで、走行状況に応じて最適なダンピングに調節するほか、車高調節機能を備え、スポーツ性と乗り心地の相反する要求を両立したという。
サスペンションは、ダンピング特性の異なる4つのモードをもつ。「オートマチック」、乗り心地優先の「コンフォート」、スポーティな「ダイナミック」、大きな突起を乗り越える際に最低地上高を145mm(標準は120mm)に高める「リフトモード」の4種類を、ドライバーの好みで選ぶことができる。

フラッグシップらしく、装備品は豪華。4ゾーン独立フルオートエアコンや、BOSE製サラウンドサウンドシステム+CD&MDチェンジャーなどが標準で備わる。安全装備として、2ステージ、サイド、サイドガードエアバッグを搭載。電子制御系は、EBD付きABS、EDS(エレクトリックディファレンシャルロック)、トラクションコントロールを含むESPが備わる。

(webCGオオサワ)

アウディジャパン:
http://www.audi.co.jp/

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