ポルシェ4000台への道

2003.10.17 自動車ニュース
 

ポルシェ4000台への道

2003年10月16日。ウェスティンホテル東京において「ポルシェジャパン・ジャーナリストミーティング Model Year 2004」が開催され、ポルシェの2004年モデルの紹介と、今後の経営戦略に関する説明が行われた。


黒坂登志明・ポルシェジャパン代表取締役社長
 

■2006年には4000台を

黒坂登志明・ポルシェジャパン代表取締役社長は、「日本経済に景気好転の兆しが見える」と見解を述べ、メルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲンなど、日本市場で伸び悩むドイツ車メーカーと比較して、ポルシェの販売が好調であることを発表。その原因として、SUV「カイエン」の発売後も、「ボクスター」「911」といったスポーツカーの売り上げが落ちず、カイエンの登録台数がそのまま上乗せされたことを挙げた。
2001年度のポルシェ車の販売台数は1847台、カイエンの投入に備えてディーラーの施設拡充を図った02年はやや落ち1609台、そして今年03年は1917台を目指す。来2004年は、「カイエンターボ」「カイエンS」に続き、3.2リッターV6搭載の「カイエン」を投入、600万円を切る価格で、全ポルシェ車の販売を2780台に底上げする予定だ。06年には4000台の大台を超え、4200台が設定される。

なお、来年には“第4のモデル”のリリースが公言された。もちろん明らかにはされなかったが、「カイエンのV8エンジンを使ったスポーツカーの登場」がウワサされる。


911ターボカブリオレ
 

■ポルシェ2004年モデル

2004年モデルの注目株は、612psのモンスター「カレラGT」は別格として、5車種ある。

・911ターボカブリオレ(5AT/1920.0万円):14年ぶりに復活したターボのオープンモデル。420psの最高出力を誇り、クーペモデルと同じ305km/hの最高速度と、0-100km/h=4.3秒の俊足を誇る。これは、クーペよりわずか0.1秒落ちである。50km/h以下なら、走行中でもソフトトップを開閉できることもジマンだ。
・911カレラ4Sカブリオレ(5AT/1422.0万円):ターボルックのカブリオレ版。もちろん、4WDの駆動方式を採る。


911GT3RS
 

・911GT3RS(6MT/1680.0万円):NA(自然吸気)の最速ポルシェたるGT3の軽量化バージョン。381psの出力こそ変わらないが、リアウィンドウのアクリル化、カーボンファイバー製フロントフードおよびリアウィングが採用された。停止状態から100km/hまでは4.4秒、200km/hには14秒で到達する!
・911GT2(6MT/2472.0万円):4WDの911ターボに対して、こちらは伝統のRR(リアエンジン・リア駆動)、つまり2駆だ。04年モデルは、パワーが483psと従来より21psアップ。値段も、128万円アップした。


911アニバーサリーエディション
 

・911アニバーサリーエディション(6MT/1262.0万円):1963年のフランクフルトショーでデビューした“ナイン・イレブン”こと911の40周年を記念したモデル。1963台の限定モデルである。「カレラGT」と同じ、「GTシルバーメタリック」にペイントされる。フラット6は、ノーマルカレラより25ps高い345psを発生。

そのほか、ボクスターSのプライスが40万円下がって、6MT/5AT=650.0/710.0万円になったこともニュースだ。
VW由来の3.2リッター“狭角”V6を積む「カイエン」は、6ATが659.0万円、6MTが599.0万円となる。

(webCGアオキ)

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