WRC第11戦サンレモ、シトロエンのロウブ優勝【WRC 03】

2003.10.06 自動車ニュース

【WRC 03】WRC第11戦サンレモ、シトロエンのロウブ優勝

世界ラリー選手権(WRC)第11戦ラリー・サンレモが、2003年10月3日から5日にかけて、フランスとの国境に近い北イタリアの山岳部で行われた。シトロエン「クサラWRC」を駆るセバスチャン・ロウブが優勝。今シーズン3勝目をあげ、ポイントリーダーのリチャード・バーンズ(プジョー)に2点差まで詰め寄った。

“ターマック(舗装路)キング”として同地で3連勝したこともあるジル・パニッツィ(プジョー)が、5位から順位をあげ2位でフィニッシュ。3位はフォードのマルコ・マルティンだった。

ターマックレースとしてはクラシックな部類に入るサンレモ。ドラマは最終日の第3レグに訪れた。雨が路面を濡らし始めたこの日の終盤、ほとんどのチームがスリックタイヤに賭けたのに対し、プジョーだけはウェットを選択。マーカス・グロンホルムはカットスリックを、そしてパニッツィはインターミディエイトタイヤを履きコースへと向かった。

荒れ模様の天候にプジョーの決断は吉と出た。プジョー同士の戦いは、パニッツィに分があったようで、ターマックのマスターはSS13で20秒、最終のSS14では何と1分17秒をも後続を引き離した。しかし、レグ1、2で首位だったロウブを引き摺り下ろすことはできず。パニッツィのサンレモ4連覇は夢と消え、ロウブは第8戦ドイツ以来となる、今シーズン3回目の勝利を手に入れた。グロンホルムは、最終SSで痛恨のクラッシュをきっし戦列を去った。

チャンピオンシップでは、首位バーンズが7位2点を獲得したのみで計57点、今回10点を得た2位ロウブとの差は僅か2点となった。ランキング3位のカルロス・サインツ(シトロエン)が4位5点をポケットに入れ総ポイントを53点とした。

マニュファクチャラーズタイトル争いは、シトロエンが125点で1位、プジョーは121点で2位。王者プジョーは凋落の一途を辿り、同じグループのシトロエンに栄冠を奪われそうな形勢だ。
またスバル(76点)とフォード(71点)がランキング3位の座を争奪中である。

次戦は、崖っ縁コースで有名なコルシカ。10月16日に始まる。

(webCG 有吉)

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