「ロングホイールベース化の弊害はある?」

2012.12.01 クルマ生活Q&A ボディ

私は現在中国に住んでいるのですが、当地で生産されている「メルセデス・ベンツEクラス」「BMW 3シリーズ/5シリーズ」「アウディA4/A6」はすべてロングホイールベース化されています。中国では後席がゆったりしたセダンが好まれるので、各社ともそうしているのでしょうが、ロングホイールベース化によって走行性能やNVH(騒音、振動、ハーシュネス)の悪化などの弊害はあるのでしょうか?

お答えします。一般的に、ホイールベースが長いクルマは直進安定性に優れ、またピッチング(前後方向の揺れ)も抑制されるので乗り心地がいいと言われています。ただし後からホイールベースをストレッチしたモデルとなると、補強はされてはいてもオリジナルよりボディー剛性は低下しているでしょうから、サスペンションが受け止められなかった路面からの衝撃が、より大きくボディーに伝わってしまう可能性もあります。となると、NVHにおいて不利になることも考えられますが、そのあたりの実情は車種によっても異なるでしょう。
性能に関しては、長くなれば当然ながら車重は重くなるので、パワーユニット等に変更がない限り、加速などの動力性能は落ち、旋回性能も低下します。