「エンジンオイルと慣らし運転について」

2003.09.23 クルマ生活Q&A ガソリン・オイル

「エンジンオイルと慣らし運転について」

「クルマ生活Q&A」のコーナーを、いつも楽しく読んでいます。このたび、小生も初のマイカーを購入しました。このコーナーの「慣らし運転について」などは、非常に役に立ちました。
さて、購入した「アウディA4アバント1.8Tクワトロ」の慣らし運転を終了し、エンジンオイルを交換しようと思ったときのことです。取扱説明書には、「アウディは、フォルクスワーゲンの開発したロングライフエンジンオイルを使用しています。オイル交換は、1年または1万5000km、または、サービスインジケーターの表示を目安としてください」と記載されていました。
そこで質問です。ロングライフエンジンオイルは、慣らし運転が終了したいま、交換した方がよいのでしょうか? それとも、メーカーが指定する交換条件に至るまで待った方がいいのでしょうか。それから、通常のエンジンオイルとロングライフエンジンオイルは、何が違うのでしょうか? ご返答を、お願いいたします。(岐阜県・HMさん)

お答えします。オイル交換のサイクルは、「走行距離」だけではなく、「走行条件」で変わってきます。ですから輸入車メーカーが謳っている交換サイクルが、日本での走行に適合しているかどうかというのは、個人的には疑問です。
渋滞が多い道路やチョイ乗りでは燃焼が不均一になって、エンジン内にスラッジ(汚れ)が生成されやすくなります。このときエンジンオイルは一生懸命汚れを吸収しながら性能を維持しようとガンバッテくれているのです。
スラッジなどの生成物が多く発生すると、当然エンジンオイルの劣化は早まります。HMさんのアウディは、オイルが汚れやすいターボエンジンですから、慣らし運転が終わったいま、最初のオイル交換がいいですね。新しいエンジンオイルに交換すると、各気筒のエンジン内部の抵抗がすくなくなり、シリンダーの気密性も増します。ですから燃焼が均一化してエンジンの回転と出力もスムーズになります。
その滑らかな回転はすぐにAT(オートマチックトランスミッション)に伝えられます。ストレスが減った回転は変速にも大きく影響を与えてスムーズになるのです。運転をすればすぐに実感されることでしょう。

さて、ロングライフエンジンオイルについてです。これは、オイルの蒸発を抑えて消費量の低減を図り、「酸化安定剤」や「粘度指数向上剤」などの添加剤を使って、性能の低下をできるだけ防ごうというオイルなのです。
とはいっても、できるだけ性能を持続している期間内に交換したいものです。自分の走行条件に合わせて早めに交換することが、エンジンの良好なコンディションを維持し、排ガスの悪化にも歯止めをかけることができるのです。

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