Fニッポン第8戦、トレルイエ2連勝

2003.09.22 自動車ニュース

Fニッポン第8戦、トレルイエ2連勝

全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦が、2003年9月21日、山口県のセントラルパークMINEサーキット(3.333km)を70周して行われた。前戦富士で初優勝を遂げたフランス人、ブノワ・トレルイエが2連勝。3度目のタイトルに王手をかけたチームメイト、本山哲との接触で一時7位まで落ちた後の挽回劇だった。
本山はペナルティを受けノーポイント。タイトル決定は残り2戦にもち越された。金石年弘が自己最高位の2位、井出有治が3位に終わった。

サーキット上空は快晴。しかし台風の影響による強い風が吹き荒れた。そして、レースも荒れ模様となった。

トップでスタートをきったのは、3番グリッドから出たトレルイエ。2番グリッドの脇阪寿一が2位、ポールシッターの本山はホイールスピンで遅れ3位に落ちた。
2周を過ぎたあたりから、脇阪、土屋武士、アンドレ・ロッテラー、加藤寛規が、ジャンプスタートによるドライブスルーペナルティを受け続々とピットイン。また小暮卓史にはマシンの異常を知らせるオレンジボール旗が示され、ピットで処置が行われた。

トップはトレルイエ、これを追う本山、井出、金石、松田次生というオーダー。上位2台の差は徐々に縮まり、30周目あたりには1秒半に。タイヤ交換を済ませた後もつばぜり合いを繰り広げたチームIMPULのドライバー2人は、40周目のヘアピン手前でなんと接触してしまい、トレルイエはコースから出て7位まで順位を落とした。
本山もピットでマシンを修復し4位まで後退。ファステストラップをたたき出し追い上げを図るが、接触時のドライビングが危険な行為と判断され、10秒のペナルティストップが課され、タイトル奪取はおろか、入賞の可能性すらなくなった。

その間、トップは井出と金石により争われた。終盤、井出が2位に後退すると、その後ろには挽回してきたトレルイエが迫っていた。トレルイエは残り7周で井出をパス、ラスト3周をきった時点でトップの金石をも抜き去り、自身2勝目を手にした。
勝ちを経験したドライバーはより強くなるというセオリーを体現したかのような勝利だった。

本山の不運に助けられ(?)、残り2戦が消化試合にならずに済んだ。ポイントランキング首位の本山は46点、2位トレルイエが35点で、その差は11点だ。3位脇阪は今回1点を追加したものの、総得点は21点。つまり本山かトレルイエ、どちらかにしかタイトル獲得の権利はない。

次戦決勝は10月19日、ツインリンクもてぎが舞台だ。

(文=webCG 有吉/写真=KLM Photographics J)

Fニッポン第8戦、トレルイエ2連勝の画像

IMPULのチーム監督、星野一義とともに最上段に上がるブノワ・トレルイエ。金石年弘(左)が2位、井出有治(右)は3位だった

IMPULのチーム監督、星野一義とともに最上段に上がるブノワ・トレルイエ。金石年弘(左)が2位、井出有治(右)は3位だった

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