【カーナビ&オーディオ】パイオニアサウンドコンテスト 優勝車のサウンドはどんな音?

2003.09.17 自動車ニュース

【カーナビ&オーディオ】パイオニアサウンドコンテスト 優勝車のサウンドはどんな音?

前回はイベントの概要をお伝えしたパイオニアサウンドコンテスト、今回は各クラス優勝車のシステム紹介と、試聴リポートをお送りします。
惜しくも優勝を逃した入賞車も紹介します。みなさんも自分の耳で確かめてみたくなったら、各ショップに問い合わせてみてください。ショップでは可能なかぎりリクエストに対応してくれるはずです。

【カーナビ&オーディオ】パイオニア・サウンドコンテスト、今年も盛大に開催
http://www.webcg.net/WEBCG/news/000013916.html


「北海道のカーオーディオショップ仲間でお互いに交流しあった結果」と喜の佐藤泰彦さん(左)と佐藤大輔さん。

●ピュアデジタルシステム部門
第1位 PIT TWO(北海道) Tel.011-780-5222
三菱シャリオグランディス

【どんなクラス?】
ヘッドユニットからパワーアンプまでをデジタルケーブルで接続する、カロッツェリアχの統合システムを用いたクラスがこの部門。このイベントの中軸的存在にもなっている。スピーカー以外はどの車両も同じシステムとなるので、インストーラーの力量が問われるシビアな部門でもある。


大口径トゥイーターTS-T1RSはAピーラー下端に、TS-M1RSミッドウーファーはドアにインストール。

【どんなシステム?どんな音?】
このピュアデジタルクラスで栄冠の第1位に輝いたのは、PIT TWOのシャリオグランディス。スピーカーもカロッツェリアRSシリーズをチョイスしており、オール・パイオニアのシステムがインストールされている。TS-T1RSトゥイーターはAピラー下端に、TS-M1RSウーファーはドア、TS-W1RSサブウーファーはラゲッジルームに配置、3台のパワーアンプでそれぞれのユニットをドライブする、通称“マルチ駆動”と呼ばれるシステムを採用している。


プロセッサー、パワーアンプ、TS-W1RSウーファーユニットは、ラゲッジルームに配置される。

「ユニットの角度調整に細心の注意を払いました」という佐藤インストーラーの言葉どおり、ステージングの再現性は素晴らしいのひとこと。ダッシュボードの上に、揺るぎのない安定したステージが拡がる。また音の粒立ちも良く、くっきりした輪郭の、キレの良いサウンドを聴かせてくれた。


受賞を喜ぶサウンドワークス中川代表(右)とインストーラー諸氏、そしてオーナーの牧野氏(左)。

●ピュアデジタルシステム部門
第3位 サウンドワークス(千葉県) 
Tel.0471-47-4878
トヨタ・アリスト

【どんなシステム?どんな音?】
スピーカーはソニックデザインのSYSTEM52TypeN(25mmトゥイーターと52mmドライバーがアロイケースに収まったユニット)とUNIT100N(100mmウーファーをバスレフポート付きアロイケースに収めたモデル)、SD130N(130mm小口径サブウーファー)を使用。4ウェイ構成とし、それぞれのユニットを4台のパワーアンプでドライブするシステムをインストールしている。


AピラーにソニックデザインSYSTEM52TypeN、ドアにUNIT100Nをレイアウト。

視界を妨げないようにしながらも、横向きレイアウトに配置されたSYSTEM52TypeNが効力を発揮してか、クルマの幅いっぱいに拡がる広大なステージが特徴。調整に2カ月を費やしたというだけあって、ピーク感のないフラットで良質なサウンドはいつまで聴いていても飽きない心地よさ。
当日は、クルマのオーナーである牧野さんも会場を訪れていたが、ピュアデジタル部門3位の報を聞いて「いやぁ、お金と時間を掛けた甲斐がありました」と満面の笑顔を振りまいていた。


音的に煮詰めていったらこの配置になったというSYSTEM52TypeN。トゥイーターがウィンドー寄りに配置されたのが理由か、スケールの大きいステージングが楽しめる。


リアシートセンターにレイアウトされたソニックデザインの小口径サブウーファー、SD130N。バスレフ形式のボックスに2本インストールされている。


激戦のデジアナ部門第1位を喜ぶ上田さん(右)と浜名さん。

●デジアナシステム部門
第1位 北海道 SOUND DIZZY Tel.0154-51-2448
トヨタ・ランドクルーザー

【どんなクラス?】
ヘッドユニットとデジタルイコライザーのみをカロッツェリアxに限定し、それ以外の機器はどんなブランドでも使用できる、自由度の高いクラス。その分、インストーラーのアイテム選びのセンスや、インストール・テクニックが問われる部門だ。エントリー台数も各部門最高で、今回は76台ものクルマがしのぎを削った。


トゥイーターはエアコンの吹き出し口を利用してインストール。スコーカーは、ダッシュボード下、通称\"キックボード\"と呼ばれる位置にレイアウトされている。

【どんなシステム?どんな音?】
競争激甚なこのカテゴリーで優勝したのは、SOUND DIZZYのランドクルーザー。
カロッツェリアRSのトゥイーター/ミッドウーファーに加え、オリジナルの100mmドームスコーカー、MTXサブウーファー(x1)を使用、ラックスマンCM4050パワーアンプ2台でドライブする構成となっている。
上田インストーラーによると、スコーカーは、トゥイーターとミッドウーファーのつながりをナチュラルにするために使用したそうだが、そのとおり自然でつながり感のある中低域を聴かせてくれた。パワーアンプのキャラクターとも相俟って、ぎっしりと詰まった感じのする、密度感の高い中高域を聴かせてくれた。


ラックスマンのパワーアンプ2台はリア・ラゲッジルームに配置。


受賞を心から喜ぶ柴田さんと中山さん。

●デジアナシステム部門
第3位 クリアーサウンドイマイ城端店(富山県)
Tel.0763-62-0068
メルセデスベンツE240ワゴン

【どんなシステム?どんな音?】
メルセデスベンツE240ワゴン スピーカーはカロッツェリアRSシリーズのTS-T1RSトゥイーター、TS-M1RSミッドウーファー、TS-W1RSサブウーファーをチョイス。TS-M1RSを片チャンネル2本ずつ使用し、ミッドハイ/ミッドローという具合に周波数帯域を分けて受け持たせたユニークな1台。パワーアンプはトゥイーターにラックスマンCM2050、ミッドハイ/ミッドロー/サブウーファーを2台のブラックスX-1400で鳴らしていた。


キックボードにミッドハイ、ドアにミッドローという2つのウーファーユニットを配したユニークなシステム。トゥイーターはAピーラー下端近くのダッシュボード上に設置されていた。

各楽器やボーカルが"ピタッ"と決まって揺るぎがない、安定したステージングは特筆もの。2本のミッドウーファーによる、迫力ある中域も好ましい。加えてサブバッテリーや充電昇圧器などによる電源強化のたまものか、S/Nがよく、演奏が終わったときの余韻や静けさまで素晴らしさを感じた。





サブウーファー、及びパワーアンプはラゲッジルームに配置。サブバッテリーや昇圧器などもこちらにレイアウトされていた。




●カーシアター部門
第1位 茨城県 クァンタム Tel.0297-45-0099
ホンダ・オデッセイ

【どんなシステム?どんな音?】
第1位の栄光を勝ち取ったのは、クァンタムのオデッセイ。各シートにモニターがインストールされた、豪華絢爛に思える仕様ながらも、カロッツェリアTS-V017Aなどのトレードインタイプのスピーカーを使用(パワーアンプもカロッツェリアの中級モデルをチョイス)するなど、比較的リーズナブルなアイテムで構成されている。


フロントスピーカーはAピラーとドア間の三角窓をつぶしてTS-V017Aを設置。ダッシュのモニターはAVX-P7000CDだ。その後方に見えるのがセンタースピーカーのTS-J170A。

ダッシュボード上にセンタースピーカーを、Aピラー下方の小窓部分にフロントスピーカーをインストールし、リアスピーカーには定位用としてTS-STX99スピーカー、音色用としてTS-V017Aスピーカーを使用。それぞれのスピーカー間のつながりを重視して、調整を行なったという。その甲斐あってか、前後左右ともに、スピーディーかつスムーズなサウンドの移動が感じられる音場空間が生みだされていて、まるでミニシアターにいるかのような感覚を味わわせてくれた。

(文=野村憲司)


各席のヘッドレストに1台ずつあるだけでも驚くが、フロントシート用にサンバイザーの裏側にまで8インチモニターが装着されている!


リアサラウンド用にはフロントと同様TS-V017Aがピラー内に埋め込まれるが、そのほかにリアのドア部分に定位用として設置したTS-STX99もある。サブウーファーもラゲッジスペースに2本と、全身スピーカーとモニターいっぱいのクルマだ。

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