3列シートの日産キューブ「cube³」デビュー!

2003.09.03 自動車ニュース
 

3列シートの日産キューブ「cube³」デビュー!

日産自動車は、コンパクトなハイトワゴン「キューブ」の3列シートバージョン「cube³」(キューブ・キュービック)を、2003年9月3日に発売した。


東京・お台場のテレコムセンタービルで行われた発表会の様子。
 

■日産コンパクトカー群、これで完成

「cube³」(キューブ・キュービック)は、「マーチ」ベースのハイトワゴン「キューブ」をストレッチし、3列シートを与えた7人乗りモデルである。コンセプトは「Magical Max Box」。いわゆる“団塊ジュニア世代”をメインターゲットに、日常のアシとしての取りまわしのしやすさと、いざというときに7人乗せられるという便利さをセリングポイントとする。ライバルは、ホンダ「モビリオ」やトヨタ「カローラ・スパシオ」といったところだ。

先代マーチをベースとした派生車種として、1998年2月に産声をあげたキューブ。マーチのフルモデルチェンジ(2002年3月)を受け一新された2代目(同10月)は、いまやマーチを凌ぐ人気モデルに成長、平均販売台数はマーチ7000台に対し、キューブは1万台を数えるに至った。



 

cube³の登場により、日産初の軽「モコ」(スズキ「MRワゴン」のOEM版)、マーチ、キューブと、日産のボトムレンジを担うコンパクトカー群が出揃った。“ミニバンのエントリーモデル”としてもとらえられているcube³で、“ゴーン日産”はさらなる飛躍を遂げられるのか?キュービックの月の目標販売台数は、3500台に設定される。



 

■基本は同じ

ホイールベースが170mm延長され、延びた部分に2人がけ(緊急用!?)シートがくっついた以外は、基本的にキューブと同じ。特徴的なリアの左右非対称デザインやルーミーな車内もそのまま。パワートレインは1.5リッター直4(98ps、14.0kgm)+4段ATまたは6段マニュアルモード付き「エクストロニックCVT」で、前輪駆動となる。ベーシックな「SX」(4AT=139.8万円/CVT=144.6万円)と上級「EX」(4AT=159.2万円/CVT=164.0万円)をラインナップする。



 

ボディサイズは、全長×全幅×全高=3900×1670×1645mm、ホイールベース2600mm。全長が4mを切るコンパクトさがジマンである。取りまわしのしやすさの目安、最小回転半径はプラス0.3mで4.7mだ。
カドを丸めたボクシーなフォルムは、まぎれもなくキューブだが、専用パーツとして、横桟グリルや14インチフルホイールカバーなどが付与される。
ストレッチされたのはリアドア開口部分。広く口が開くため、乗降がしやすいのもポイントという。
インテリアも、ソファのようなシート、多彩な収納など、基本はノーマルを踏襲する。キュービックのオリジナリティとして、立体的なワッフル調シート生地や、クロスのドアトリムを採用。暖かみを演出したという。


「cube³」の向こうに見えるのは“ノーマル”キューブ。
 

ご多分に漏れず、シートアレンジはこのモデルの特徴のひとつだ。セカンドシートは、座面を前に跳ね上げてシートバックを倒す、6:4の分割ダブルフォールディング機構付き。サードシートは、背もたれに連動して座面が沈み込み、畳むとフラットな荷室が現れる。セカンドシートを倒し、サードシートに脚を伸ばして座れる「オットマンモード」などは、キュービックならではの機能といえる。

(webCGオオサワ)

日産自動車「cube³」:
http://www.nissan.co.jp/CUBE/CUBIC/top.html

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